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オフィスフリー世界「創造的破壊」に勝機-上期プラス40%のファンド

  • 新型コロナが職場慣行を恒久的に変えるとハイダル氏は予想する
  • ポーランドやハンガリーの債券と一部のアジアテクノロジー株に注目

ヘッジファンドマネジャーのサイード・ハイダル氏は、今後2、3年はミッドタウンマンハッタンのオフィスに復帰できると当てにしておらず、在宅勤務というニューノーマル(新しい日常)が、安全資産とテクノロジー株の追い風になると考えている。

Haidar Capital Management President & CEO Said Nazem Haidar Interview

サイード・ハイダル氏

  3月からタキシードパークの自宅の仕事部屋にこもっているハイダル氏にとって、新型コロナウイルス大流行後の世界とは、出張が減り、ビデオ会議が増え、ニューヨーク市も定期的にしか訪れない状況を意味する。

  ハイダル氏はポーランド、ハンガリー、チェコの債券と一部のアジア・テクノロジー株に価値を見いだす一方、一部の国で過去1カ月の感染拡大が著しい中南米にはそれほど魅力を感じていない。 

  ブルームバーグが内容を確認した投資家向けのレターによれば、同氏が管理運用に携わる「ハイダル・ジュピター・ファンド」は今年上期にプラス約40%の運用成績を残した。6月こそ9.1%のマイナスだったが、同種のファンドの上期リターンが軒並みマイナスとなる中で、際立つ好成績となった。ハイダル氏はファンドの成績についてコメントを控えた。

  ハイダル氏はいわゆる「創造的破壊」に最大のメリットを見いだす。すなわち、在宅の流れで恩恵を受ける企業やセクターのパフォーマンスが良くなるだろうということだ。同氏のファンドは貴金属に対しても明るい見通しを持つ。一方、11月の米大統領・議会選の勝敗の行方は分からず、民主党が圧勝すれば、ドル安を招くか、リスクオフのムードを助長する可能性があるとしている。

原題:Hedge Fund That Jumped 40% Picks Winners in Office-Free World(抜粋)

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