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集中治療室での新型コロナ死亡率が低下、病院の治療改善を示唆-研究

  • 死亡率は3月の60%近くから5月末には42%弱に低下
  • 臨床報告が迅速に発表され、全世界で急速に学習が進んだこと反映か

集中治療室(ICU)での新型コロナウイルス感染症(COVID19)患者の死亡率が低下していることが、15日に発表された研究で分かった。病院での新型コロナ重症例への治療が改善していることを示唆している。

  ICUで治療を受けた新型コロナ患者全体の死亡率は、3月の60%近くから5月末には42%弱に低下した。アジアと欧州、北米の1万人余りの患者を対象とした二十数本の研究を初めて体系的に分析した結果、明らかになった。

  医学誌Anaesthesiaで発表された研究によると、新型コロナの急速な感染拡大や、取扱件数の多さ、呼吸補助を必要とする患者の高い割合のため、ICUの治療に「前例のない需要」が生じた。現時点で感染拡大の後期にある国は対応が改善している可能性があるという。

  英国バースの麻酔専門医・集中治療医のティム・クック氏ら研究の執筆者は、「感染拡大の早い時期に臨床報告が迅速に発表されたことで、全世界で急速に学習が進んだことを反映している可能性がある」 と指摘。「また、感染拡大の初期はICUへのプレッシャーが今よりも大きかったこともあり、ICUの受け入れ基準が時間と共に変化したためとも考えられる」と分析した。

原題:Fewer Covid ICU Deaths Suggest Care Is Improving, Study Finds(抜粋)

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