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ドイツ銀の次期アジアCEO、シンガポールが本拠-香港選ばず

ドイツ銀行のアジア太平洋地域の最高経営責任者(CEO)に8月就任するアレクサンダー・フォン・ツァ・ミューレン氏は、本拠地を香港ではなく、シンガポールとする。中国の一部である香港は政治的混乱に見舞われている。

  同氏はCEO就任に伴いフランクフルトからシンガポールに転勤すると、ドイツ銀の広報担当者が明らかにした。現CEOで香港を本拠としてきたベルナー・シュタインミューラー氏は7月末で退任する。域内の環境・社会・ガバナンス(ESG)責任者に新たに就任するカムラン・カーン氏は米国からシンガポールに転勤する。

  香港は1年余りにわたる反政府デモに揺れた後、中国による国家安全維持法制定を受け、現在は米中対立の火種となっている。香港とシンガポールはアジアの金融センターとしての座をかねて争ってきたが、グローバル展開する主要銀行はほぼ全て、地域のトップを務める人材を香港に置いてきた。

  ドイツ銀では2012年から16年まで2人のアジア共同CEOが香港とシンガポールにそれぞれ駐在したが、16年に就任したシュタインミューラー氏は香港を本拠とした。

  同行の香港在勤の広報担当者は「アジア太平洋地域で2つの本拠を持つ構造に引き続きコミットしている」と述べた。

原題:Deutsche Bank Asia CEO Picks Singapore in Snub to Hong Kong (1)(抜粋)

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