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超長期債中心に上昇、来週の20年入札に楽観的な見方-オペに反応限定

更新日時

債券相場は超長期債を中心に上昇。来週の20年利付国債入札について、このところの利回りの上昇を背景にした投資家の需要で無事に通過できるとの観測から買いが優勢となった。一方、日本銀行が実施した中長期ゾーン対象の国債買い入れオペは材料視されなかった。

  • 新発20年債利回りは一時前日比2ベーシスポイント(bp)低い0.40%に低下。新発30年債利回りは0.58%、新発40年債利回りは0.62%と、ともに1.5bp低下
  • 長期国債先物9月物の終値は6銭高の152円41銭。買いが先行して、一時152円50銭と中心限月ベースで2カ月ぶりの高値をつけたが、その後は上値が重くなり、152円37銭まで伸び悩む場面があった

市場関係者の見方

野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

  • 21日に20年債入札を控え買いが勝るか調整売りが勝るか焦点となる中、きょうは超長期債が強かった
  • 生命保険など固定した需要のある30年債と異なり、満期保有目的でない地方銀行の買いが入札の好不調を左右
  • これから金利が上がるとみれば損失回避で買い控える可能性が十分ある一方、現在の0.4%近辺で迎えれば長い目で保有する需要はあろう

みずほ証券の松崎涼祐マーケットアナリスト

  • 超長期債は20年債入札に向けた調整が進み、この水準なら買えるという需要がある程度みえてきた
  • 20年債入札は0.4%台で入札を迎えれば無難に終わる可能性もあるが、国債増発分を吸収できる需要が十分あるのか、ちょっと怖い
  • 日銀が買い入れ額を増やしてないことを考えると、超長期債ネットの需要は徐々に悪化していくため当面強含む理由はそれほどない
新発20年物国債利回りの推移

日銀オペ

  • 残存期間1年超3年以下は4200億円、3年超5年以下は3500億円、5年超10年以下は4200億円に据え置き
  • 野村証の中島氏
    • 日銀オペ結果は残存5-10年が若干弱かったが材料視されていない
  • 備考:日銀:国債買い切りオペ一覧 (表)

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.150%-0.125%0.010%0.405%0.580%0.620%
前日比横ばい横ばい横ばい-1.5bp-1.5bp-1.5bp
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