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米アルコアが手元現金拡大、「厳しい市場環境」に対応-赤字縮小

  • 4-6月期現金残高は9.65億ドル、調整後1株損失は2セント
  • アルコア株は決算発表後の時間外取引で一時7%上昇

アルミメーカーの米アルコアは15日、「厳しい市場環境」を乗り切るために手元現金残高を増やしていることを明らかにした。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で需要の先行き不透明感を持つ投資家には安心感を与えた。

  発表資料によると、4-6月(第2四半期)の現金残高は9億6500万ドル(約1032億円)と、1億3600万ドル増えた。4-6月期の調整後損益は1株当たり2セントの赤字。1-3月(第1四半期)は23セントの赤字だった。

  同社は3カ月前、新型コロナ感染拡大による先行き不透明感を理由に、市場見通しの提示を停止していた。アルミを使用する自動車メーカーなどが休業したことから、指標のアルミ価格は今年、7%程度下落した水準にある。同社は米国内の精錬所1カ所を縮小するなどして経費削減に取り組んでいる。

  ロイ・ハービー最高経営責任者(CEO)は発表資料で「厳しい市場環境にもかかわらず、当社は生産コストを低下させながら増産し、安定的な出荷を維持してバランスシートを改善した」とし、手元現金が10億ドル近くで4-6月期を終えたと付け加えた。

  決算発表後の時間外取引でアルコア株は一時7%高の13.49ドルを付けた。

原題:Alcoa Boosted Cash Position to Weather ‘Challenging’ Market (1) (抜粋)

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