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フィラデルフィア連銀総裁、インフレ2%超えまで金利据え置きを支持

  • ブレイナードFRB理事も同様の見解、コンセンサス醸成を示唆
  • ウイルス感染の再拡大に鑑み、経済予測を修正する過程にある

フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は、物価上昇率が米金融当局の目指す2%を上回るまで、政策金利をゼロ%近辺に据え置くことを検討すべきだとの見解を示した。ブレイナード連邦準備制度理事会(FRB)理事も同じ見解を示しており、金融当局内でコンセンサスが醸成されている可能性が示唆された。

  ハーカー総裁は15日にブルームバーグテレビジョンで、「2%のインフレ目標は対称だとの発言は、かねて繰り返されてきた。つまりこの目標を上回るべきだということだ。他の先進国と同じく米国ではこれが難しい状況が続いている」と述べた。「フェデラルファンド(FF)金利について何らかの行動を起こすのは、インフレ率が2%を上回ってからという考えに私は賛成する」と続けた。

ハーカー総裁

Source: Bloomberg)

  フィラデルフィア連銀は米南部および南西部で新型コロナウイルスの感染が再び急増している状況に鑑み、経済予測を修正する過程にあるとハーカー総裁は述べた。今月末に終了する失業保険の上乗せ給付について、これが延長されない場合に状況がさらに悪化すると懸念を表明した。

  「心配の種は複数ある。一つは失業保険失効が及ぼすクリフエフェクト(断崖効果)だ」と指摘。「確かに労働者を復職させることは必要であり、労働者も復職を望んでいる。しかし単純に断ち切るわけにはいかない。そうすれば消費がストップし、経済に打撃が及ぶ」と説明した。

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原題:Another Fed Official Backs Rates at Zero Until Inflation Tops 2%(抜粋)

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