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米鉱工業生産指数、6月は1959年以来の大幅上昇-経済再開が寄与

更新日時
  • 自動車の生産は前月比105%上昇-製造業生産全体を押し上げ
  • 6月の鉱工業生産指数は、2月の水準をなお10.9%下回る

6月の米鉱工業生産指数は、前月比での伸びが1959年以来最大となった。新型コロナウイルス感染拡大を受けて停止していた製造業活動が回復しつつある兆候が示された。

キーポイント
  • 鉱工業生産の総合指数は前月比5.4%上昇-1959年以来の大幅な伸び
    • 市場予想の中央値は4.3%上昇
    • 5月は1.4%上昇
  • 製造業の生産指数は7.2%上昇-1946年以来の大幅な伸び
    • 市場予想の中央値は5.7%上昇

  鉱工業生産は6月に大きく回復したものの、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)前である2月の水準をなお10.9%下回る。また需要の回復ペースが緩やかなものにとどまる中、設備稼働率はスラック(たるみ)が大きいことを示している。さらに、カリフォルニアなど一部の州が経済活動再開の動きを後退させ、今後の状況がより不透明になっていることから、売上高は今後数カ月に落ち込む可能性がある。

U.S. output still below pre-pandemic level despite biggest gain since 1959

  キャピタル・エコノミクスの米国担当シニアエコノミスト、マイケル・ピアース氏はリポートで、鉱工業生産の総合指数は製造業生産の顕著な好転により押し上げられたとし、「自動車セクターを中心に、製造業者は驚くほど力強い当初の消費回復に追いつこうと、工場を再開した」と指摘。その上で、「主要な経済指標は消費の勢い鈍化を示唆しており、今後の生産増加ペースもより抑えられそうだ」と予想した。

  4-6月(第2四半期)では、鉱工業生産指数は年率42.6%低下と、第2次世界大戦後で最大の落ち込みとなった。

  6月の設備稼働率は68.6%に上昇。前月は65.1%(速報値64.8%)に修正された。パンデミック前の2月は76.8%だった。

U.S. plant-use rates improving but are well below pre-pandemic levels

  製造業生産指数の上昇は主に自動車および同部品が主導した。自動車・同部品の生産は105%上昇。自動車を除く製造業生産は3.9%上昇した。

  公益は4.2%上昇。鉱業は2.9%低下と、5カ月連続のマイナス。石油・ガス掘削は18%低下(前月は36.9%低下)した。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Industrial Output Surges by Most Since 1959 on Reopening(抜粋)

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