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英コロナ治験、モノクローナル抗体製剤も対象に-トシリズマブは有望

  • モノクローナル抗体治療も今秋治験に加える方針だと治験総括医
  • どの薬を加えるかは安全性データと供給ニーズへの対応力で判断する

英研究・イノベーション機構(UKRI)および英国立衛生研究所(NIHR)の助成を受け、オックスフォード大学研究チームが実施する新型コロナウイルス治療薬の無作為化臨床試験「リカバリー・トライアル」は、今冬の感染拡大第2波に備え、治験薬の対象を広げる計画だ。

  治験総括医のピーター・ホービー・オックスフォード大教授は14日のインタビューで、モノクローナル抗体治療を今秋治験に加える方針を明らかにした。どの薬を対象とするかは、製薬会社の安全性データと供給ニーズへの対応力で判断する。

  エボラ出血熱に最も効果があるとされる米リジェネロン・ファーマシューティカルズの治療薬もモノクローナル抗体製剤だ。英アストラゼネカや米ヴィル・バイオテクノロジー、イーライリリーと提携先のカナダのバイオベンチャーも、新型コロナ感染症(COVID19)の治療に効果のあるモノクローナル抗体製剤の開発を目指している。

  治験対象の残る三つの治療のうち、スイスのロシュ・ホールディングが製造し、関節リウマチなどに効果が認められている抗炎症薬「トシリズマブ」が、次に成果を生むと期待されるとホービー教授は語った。リカバリー・トライアルの臨床試験で効果が確認されたステロイド薬「デキサメタゾン」との併用投与の治験を行う可能性もあるという。

原題:Key U.K. Covid Trial to Add Drug to Tests Before Winter Threat(抜粋)

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