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OPECプラス、イラクなどに減産要求へ-供給拡大後の影響緩和狙い

  • 日量84万2000バレルの追加減産を8、9月に実施させる案が示された
  • OPECプラスの過去最大規模の協調減産は7月末に期限を迎える

石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」は、6月の減産が再び目標に届かなかったイラクなど一部参加国に追加減産を求める方向だ。

  OPECプラスの過去最大規模の協調減産は7月末に期限を迎える。8月以降の供給回復に伴う影響が、これらの参加国の生産縮小で和らぐ可能性がある。

  OPECプラスが14日にオンラインで開いた共同技術委員会(JTC)では、イラクとナイジェリア、カザフスタンを含む産油国が、これまで履行できなかった分の埋め合わせとして、日量84万2000バレルの追加減産を8月と9月に実施する案が示された。

  非公開情報を理由に複数の参加国代表が匿名を条件に語ったところでは、15日の共同閣僚監視委員会(JMMC)で同案が協議される。世界の燃料需要が回復する状況で、世界の原油供給の約10%に相当する日量約960万バレルの減産を8月に緩和することが、JMMCの会合後に発表される見通しだ。

  サウジアラビアとロシアは、なお脆弱(ぜいじゃく)な原油市場が8月からの供給増で不安定になる事態を避けるため、OPECプラスの一部参加国が過去の減産不履行を埋め合わせることを強く望んでいる。

  追加減産が完全に実施されれば、8月から予定される日量200万バレルの供給増を理論上は約半分圧縮できると考えられる。だが、当初の合意をなお完全に履行できていないそれらの産油国が、埋め合わせをどの程度実行するかは不透明だ。

OPEC Bounces Back

Cartel sees demand for its crude above pre-virus level in 2021

Source: OPEC

原題:OPEC+ May Temper Supply Restart With Extra Oil Cuts From Cheats(抜粋)

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