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債券は上昇、リスク回避の買い圧力-日銀会合見極めで取引慎重

債券相場は上昇。新型コロナウイルスの感染拡大懸念が再び強まる中、リスク回避の動きを背景に安全資産としての債券に買い圧力が掛かった。一方、市場関係者からは、日本銀行による金融政策決定会合の結果公表をあすに控えて取引に慎重な声も出ていた。

  • 新発10年債利回りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)低い0.02%
  • 新発20年債利回りは一時1bp低い0.415%
  • 新発30年債利回りは一時1bp低い0.585%
  • 長期国債先物9月物の終値は7銭高の152円14銭。一時は152円16銭まで上昇
新発10年債の利回り推移

市場関係者の見方

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • リスクオンとオフの方向感が定まらない中、新型コロナの感染拡大が完全に止まっていないため、基本的には先行き不透明感が強い
  • 債券市場では増発の影響がだいたい見えてきたところで、利回りが上がれば押し目買いをする投資家は多く、下値の堅さははっきりしている
  • 一方、日銀会合では特に政策変更が見込まれていないものの、黒田東彦総裁の発言を確認するまでは動きづらい面があり、上値を追う動きは出にくい

流動性供給入札

  • 対象は残存期間5年超15.5年以下
  • 応札倍率は3.9倍、同年限の前回入札は3.28倍
  • 岡三証の鈴木氏
    • 下値では現物債に対する需要がそれなりにあるとの市場コンセンサスができており、入札結果を受けた値動きは限定された
  • 備考:過去の流動性供給入札の結果一覧

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.145%-0.105%0.020%0.420%0.595%0.630%
前日比-0.5bp横ばい-0.5bp-0.5bp横ばい横ばい
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