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「夜の街」、指針守らぬ店舗に休業要請も-東京で143人感染確認

更新日時
  • クラブ、バーなど接待を伴う飲食店を対象に要請を-西村再生相
  • 感染拡大防止策の徹底で緊急事態宣言を回避したい

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西村康稔経済再生担当相は14日午前の記者会見で、東京都内を中心に新型コロナウイルスの新規感染者が増加していることから、バーやクラブなど接待を伴う飲食店のうち業界団体が示したガイドライン(指針)を順守しない店舗に対し、特措法第24条9項に基づく都道府県知事による休業要請などを実施すべき段階に来ているとの認識を明らかにした。

  西村氏は接待を伴う飲食店には指針を順守するよう求めるほか、守らない店舗には休業要請も行う「段階に来ているとの認識を持っている」と語った。具体的な対応について東京都や埼玉、千葉、神奈川の各県とも意見交換しているという。

  現在の感染状況や今後の対応については近く分科会を開き、専門家の意見も聞く考えを示した。

西村氏が示した接待を伴う飲食店への対応
  • 店舗に対して、感染防止策の指針の順守を要請
    • 持続化給付金で支援
  • 利用者に対して、指針を守らない店舗を利用しないよう要請
  • 指針を順守しない店舗に対して休業要請
    • 順守している店舗に対してはステッカーなどを配布

  首都圏の1都3県のうち、埼玉県はキャバクラやホストクラブなど接待を伴う飲食店のうち、業界のガイドラインに従った感染症対策が徹底されていない施設については13日午前0時から使用を停止するよう事業者に要請した。

Japan Pushes Ahead With Re-Opening Even as Tokyo Cases Mount

夜の新宿(7月10日)

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  東京都の小池百合子知事は14日午後、都内で新たに143人の感染を確認したと記者団に語った。都内の新規感染者は、2日から6日連続で100人超えとなった後、8日にはいったん75人に減少したものの、9日に224人、10日に最多の243人となり、11、12両日は206人と1日当たりの感染者数が4日連続で200人を超えた。13日は119人だった。

  小池氏は、「このところ非常に大きな数字が出ている」とした上で、無症状の感染者の把握につなげるため「検査体制をさらに拡充していきたい」との考えを示した。感染が確認された人の中には、すぐに連絡が取れない人がいるという報告を受けているとして、「さらに詳しく指示を出して確認をしている」と述べた。

14日は新たに143人の感染確認

7月の都内新規感染者数

出所:東京都

緊急事態宣言回避へ防止策徹底を

  西村氏は感染がさらに拡大すれば、バーやクラブなど接待を伴う事業者に対して幅広く休業要請することや、「国民の命を守るために緊急事態宣言というのもその次の段階として当然、考えながらやっていかなくてはならない」とも述べた。

  ただ、緊急事態宣言の再発令には慎重なこれまでの姿勢は変えなかった。西村氏は感染防止策を徹底することで「これ以上、大きな波にならないように緊急事態宣言を発するような状況にならないように対応していければと考えている」と強調。「緊急事態宣言はできればやりたくないという気持ちが強い」との意向も改めて示した。

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(東京都の14日の新規感染者数を追加して更新しました)
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