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超長期債中心に下落、日銀総裁会見を警戒した売り-政策は据え置き

更新日時

債券相場は超長期債を中心に下落。午後に予定されている日本銀行の黒田東彦総裁の会見で、利回り曲線のスティープ(傾斜)化を促す発言が出ることへの警戒感から売りが優勢だった。一方、日銀金融政策決定会合は現状維持で、織り込み済みから材料視されなかった。

  • 新発20年債利回りは1ベーシスポイント(bp)高い0.43%など超長期ゾーンの利回りは軒並み上昇
  • 新発10年債利回りは横ばいの0.02%
  • 長期国債先物9月物の終値は1銭高の152円15銭。軟調だった夜間取引の流れを引き継ぎ、朝方から売りが先行したが、午後に入りじりじりと水準を切り上げ、引け間際にプラスに浮上した

市場関係者の見方

野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

  • 超長期債の下げは黒田総裁会見でスティープ化を促す発言が出るとの思惑から売り仕掛けも
  • 総裁会見を受けてあす以降は相場が動意付く可能性
  • 20年債入札に向けた調整が続くのか、買い戻されるのか注目
  • 日銀会合は無風で材料視されず。先物が値を戻したのは昨日売られた分の買い戻しか

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長

  • 超長期債利回りだけでなく2年、5年の金利もじわじわ上昇しかかっており、全体に金利は上がり気味
  • 黒田総裁の会見では、これが日銀が意図していることなのかどうか聞きたい
  • 超長期債は総裁会見でスティープ化を促す発言が出るのではないかとの思惑から業者が売っているのではないか
  • 21日の20年債入札を前に超長期債のショートポジションを作る動きも
新発40年物国債利回りの推移

日銀会合

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.145%-0.110%0.020%0.430%0.600%0.645%
前日比横ばい横ばい横ばい+1.0bp+1.0bp+1.5bp
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