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7月13日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:S&P500種が反落、コロナ懸念再燃で終盤に急失速

  13日の米株式市場はS&P500種株価指数が反落。日中は堅調に推移し、新型コロナウイルス感染のパンデミック(世界的大流行)の影響で世界的に株価が急落した3月以降の高値を付ける場面もあった。

  • 米国株はS&P500種が下落、ウイルス懸念で急失速
  • 米国債は上昇、10年債利回り0.62%
  • ドルは上昇、S&P500種の下げで反転
  • NY原油、反落-OPECプラス会合で減産規模縮小か
  • NY金先物、反発-コロナ感染の見通し悪化で

  S&P500種は午後に入って急失速し、終盤に下げに転じた。新型コロナ感染再拡大の影響でカリフォルニア州などが経済活動再開を後退させたことが嫌気された。また米中の緊張の高まりもセンチメントを悪化させた。S&P500種は、2月19日に付けた高値を約7%下回る水準。

  個別では、ナスダック総合指数銘柄のテスラの価格変動が大きかった。ナスダック総合は一時最高値を更新したものの、結局下げて終了。ダウ工業株30種平均は辛うじてプラスを維持した。

  S&P500種は前週末比0.9%安の3155.22。ダウ平均は10.50ドル(0.1%未満)上げて26085.80ドル。ナスダック総合は2.1%安。米国債市場では、10年債利回りが3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.62%。

  パイオニア・インベストメント・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ジョン・ケアリー氏は「投資家がこれほど楽観的に見えるのは注目に値する」と指摘。「だがなお多くの不確実要素があり、これまで通りの経済活動に近く戻ると想定するのはやや早計だ」と述べた。

  外国為替市場では、ドルが上昇。一時は軟調だったが、午後にS&P500種が下げると、上昇に転じた。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%上昇。一時は0.3%低下した。

  ドルは対円で0.3%高の1ドル=107円29銭。アジア時間には106円79銭まで下げる場面もあった。ユーロは対ドルで0.4%上昇し、1ユーロ=1.1344ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は反落。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」は今週開く会合で、歴史的な減産規模を段階的に縮小する計画を示す可能性がある。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は45セント(1.1%)安の1バレル=40.10ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント9月限は52セント安の42.72ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発。米国での新型コロナ感染見通しの悪化などから、金の逃避需要が高まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.7%高の1オンス=1814.10ドルで終了。

原題:Stocks Decline After Reaching Covid Crash High: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Pares Losses as U.S. Stocks Trim Advance: Inside G-10

Oil Falls on Signs OPEC+ Will Taper Cuts Even With Virus Surging

PRECIOUS: Silver Marks Three-Year High on Haven Bet, Supply Dip

PRECIOUS: Gold Advances With Investors Facing Uncertain Markets

◎欧州市況:株続伸、ドイツ債は下落-決算発表や週内の入札を意識

  13日の欧州株は続伸。4-6月期決算の発表が始まり、景気回復ペースを見極める手がかりになる可能性があるとして注目されている。

  ストックス欧州600指数は1%上昇。鉱業や化学、旅行関連など景気循環の影響を受けやすい業種が上げを主導した。ノルウェー最大の銀行DNBは9.9%高。4-6月期利益は最も楽観的な予想をも上回った。

  週内にはスウェーデンの商用車大手ボルボ、家電メーカーのエレクトロラックス、北欧最大級の銀行ノルデアなどが決算発表を予定している。

  欧州債市場ではドイツ債が長期債中心に下落。決算発表シーズンを控えて株が上昇したために、安全資産への逃避が巻き戻された。週内にはドイツとオランダ、フランス、スペイン、イタリアが総額360億ユーロの国債を発行する。

  ドイツ債はベアスティープ化。30年債利回りは7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇と、ほぼ3週間ぶりの上げ幅。

  ドイツ債とイタリア債のスプレッドは4bp縮小して165bp。スペインは16日に5年債と9年債、15年債、30年債を最大60億ユーロ発行する。

  英国債は10年物を中心に下落。安全資産としての需要が巻き戻されたほか、4つの入札を通じて総額110億ポンドの調達を計画していることが意識された。

  ドイツ10年債利回りは6bp上げてマイナス0.41%。フランス10年債利回りは5bp上げてマイナス0.09%。イタリア10年債利回りは2bp上昇の1.24%。

原題:
European Stocks Advance as Investors Prepare for Earnings Season(抜粋)

Bunds Bear-Steepen, Unwinding Haven Gains: End-of-Day Spreads

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