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1カ月ぶり息を吹き返した日本のバリュー株、治療薬機に厳しさも認識

  • 13日は自動車など景気敏感株が大幅高、半導体や医薬品の上げは小幅
  • 治療薬なければ景気回復は困難を示す-東海東京調査・平川氏

グロース株の大相場が長期化する東京株式市場で、バリュー株が1カ月ぶりに息を吹き返している。新型コロナウイルスの治療薬開発で大きなニュースが出てようやく株価が反応、同時にバリュー株の厳しさも示した。

コロナ後はグロース優位が鮮明

  13日は自動車や金融といった景気敏感のバリュー株が大幅高となる一方、半導体や医薬品などグロース株の上げは相対的に小さく、TOPIXのグロース指数をバリュー指数で割った比率は6月8日以来の大幅な低下となっている。新型コロナウイルス治療薬への期待から先週末の米国株式市場でバリュー株が人気化したことが国内にも波及した格好だ。

  東海東京調査センターの平川昇二チーフグローバルストラテジストは米バリュー株高について、「治療薬が実際に登場しない限り人々の行動は容易に変化せず、景気回復はないことを示唆した」と受け止めた。治療薬開発の進展という株式市場が一変するかもしれないような大きな材料が出たときにしか存在感を示せず、実際に治療薬が上市されるのはまだ先とあって、むしろバリュー株の深刻な状況を物語ると話していた。

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