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OPECプラス、「テーパータントラム」避けたい-減産解除準備へ

  • 前例のない協調減産の段階的な解除に備えている
  • 15日の共同閣僚監視委で需給の微妙なバランスの検討迫られる

サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は、米連邦準備制度理事会(FRB)のアラン・グリーンスパン元議長を称賛し、石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」が、原油市場の中央銀行の役割を担うアイデアを支持している。

   サウジとロシアが主導するOPECプラスは現在、連邦準備制度について非常によく知られた一つの難題に直面する。2013年に当時のバーナンキFRB議長が量的緩和の縮小(テーパリング)を示唆しただけで金融市場が動揺した 「テーパータントラム」のような事態をどう回避するかという問題だ。

  前例のない協調減産により原油価格を過去数カ月で2倍に押し上げたOPECプラスは、これらの「刺激策」の段階的な解除に備えている。新型コロナウイルスの感染拡大抑制のために導入されたロックダウン(都市封鎖)の終了で燃料需要が回復する中で、産油国は原油生産の蛇口を若干緩めようとしているのだ。

  初期の感染拡大で積み上がった大量の原油在庫はなお解消されておらず、感染第2波で原油消費が再び落ち込む恐れもある。市場が安定しない状況でOPECプラスが供給を増やせば、原油相場が再び暴落しかねない。

  OPECプラスは15日に共同閣僚監視委員会(JMMC)のオンラインでの開催を予定しており、サウジなど各国石油相は、需給の微妙なバランスの検討を迫られる。

  RBCキャピタル・マーケッツのチーフ商品ストラテジスト、ヘリマ・クロフト氏は「四半期の価格動向や需要が上向く兆しを目にし、彼らは満足していると思う。だがそれでも先行きの不安の可能性にある程度気付いていると私は考えている」と述べた。

原題:OPEC Readies Next Move in Bid to Avoid Oil-Market Taper Tantrum(抜粋)

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