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ドル・円は軟調、コロナ治療薬期待のリスクオンでドル売り優勢

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は軟調。新型コロナウイルスの治療薬開発への期待などを背景とした株高を受け、リスク選好のドル売りがやや優勢となった。

  • ドル・円は午後3時39分現在、前週末比ほぼ変わらずの1ドル=106円93銭。106円97銭を高値に一時は0.1%安の106円79銭まで下落
  • ブルームバーグのドル指数は0.2%下落
    • ドルはほぼ全ての主要通貨に対して売られ、円も大半の主要通貨に対して下落
  • ユーロ・ドルは0.3%高の1ユーロ=1.1333ドル。対円では0.3%高の1ユーロ=121円16銭
ドル・円はリスクオンでやや軟調

市場関係者の見方

ステート・ストリート銀行の若林徳広在日代表兼東京支店長

  • 新型コロナのワクチン開発のニュースを受けたリスクオンのドル売りが広がっている。コロナ危機でかなりのドル買いポジションが形成されたとみられ、ドル指数は今後もずるずる落ち続けるだろう
  • 株高と円安の相関は顕在で、午後に入って株価が上げ幅を広げる中、円安も強まっている。ドル・円は結局106円50銭-108円50銭の間を行ったり来たりしている

あおぞら銀行の諸我晃総合資金部部長

  • ワクチン開発や景気回復への期待を受けたリスクオンの流れでドル売りが進行。円も売られやすいが、ドル売りの方が優勢になっている
  • ドル・円はまだ106-109円程度のレンジ相場だが、下方向への警戒が必要な状況。106円前後が堅いのは確認されているが、106円台前半までなら今週中に試す可能性がある

背景

  • 日経平均株価は前週末比493円高で取引を終了。アジア時間の米株価指数先物は上昇、アジア株も総じて高い
  • 米バイオ医薬品メーカー、ギリアド・サイエンシズは新型コロナ治療薬レムデシビルが患者生存の可能性高める一助になる可能性を示す臨床試験結果を発表
  • 米国では新型コロナ感染者数の増加率が12日に1.7%と7日平均を下回る一方、フロリダ州では新規感染者が1万5300人と1州での過去最多を更新
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