コンテンツにスキップする

日本株は反発、新型コロナ治療薬の期待高まる-全業種上昇

更新日時
  • 米ギリアドの新型コロナ治療薬、死亡リスクを62%引き下げる可能性
  • 米国株は金融やエネルギー主導で上昇、国内コロナ感染拡大に警戒

13日の東京株式相場は上昇。新型コロナウイルスの治療薬開発への期待で投資家心理が改善し、電機、自動車や素材、海運など景気敏感業種、銀行などの金融株中心に全業種が上げた。

  • TOPIX終値は前営業日比37.82ポイント(2.5%)高の1573.02
  • 日経平均株価は493円93銭(2.2%)高の2万2784円74銭

〈きょうのポイント〉

  • 新型コロナウイルス治療薬のレムデシビル、患者の死亡リスクを62%引き下げる可能性
  • 10日の米国株は3指数そろって上昇-金融やエネルギーなどがけん引
  • ニューヨーク原油先物相場は2.4%高の1バレル=40.55ドルと大幅反発
  • 米国の新型コロナ感染者増加率、7日平均下回る
  • 中国経済全体のファイナンス規模、6月に拡大
  • 西村康稔経済再生担当相「非常に警戒すべき状況だ」-国内の新型コロナ感染者の拡大傾向

  SMBC信託銀行の佐溝将司シニアマーケットアナリストは「新規のコロナ感染者は増加しているが、経済は再開の方向に進んでおりこの動きが逆戻りしない限りは、投資家のリスク選好の動きは続くだろう」と指摘。また、「中国景気の堅調さ、北京の感染再拡大の抑え込み、政府の株高容認などで上海株が上昇していることも追い風」と話した。

  反発で始まった日本株は、中国の上海総合指数の上昇を背景に上げ幅を拡大し、午後もこの日の高値圏で推移。東証1部銘柄の94%が値上がりし、ほぼ全面高となった。

  しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用部長は、「コロナ治療薬は株価上昇のきっかけの1つにはなっている」と指摘。「政府や中央銀行のサポートで、リスク資産にお金が向きやすい状況は変わってない。先週は第2波懸念で上値が重かったが、ある程度下がってくると、買いたい投資家や先物の買い戻しなどが出てくる」と話していた。

  • 東証33業種では鉱業や鉄鋼、空運、輸送用機器、非鉄金属、繊維製品、不動産などが上昇率上位
TOPIXの推移
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE