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シンガポール総選挙、与党PAPが過半数維持も比率は過去最低

  • 野党労働者党が躍進、過去最多の議席を獲得
  • リー首相の後継計画に支障か、ポピュリスト政策導入の可能性も

シンガポールで10日投開票が行われた総選挙では、与党人民行動党(PAP)が過半数を維持したものの、同国が独立してからの55年間で最も低い得票率に甘んじた。新型コロナウイルスの感染拡大で悪化する経済が背景にあり、同国の政治バランスが揺らぐ可能性がある。

  野党労働者党(WP)は、過去最多の10議席を獲得した。選挙管理当局の公式開票結果によれば、PAPは89%に相当する83議席を獲得。憲法の改正や法案可決、政策導入を容易に進めることのできる圧倒的な多数は維持した。

  PAPは1965年の建国以来、議席の93%を割り込んだことがなかった。結果を受けてリー・シェンロン首相の後継計画が難航する恐れや、よりポピュリスト的な政策の導入に弾みが付く可能性がある。

Singapore Goes To The Polls as City Grapples With Outbreak

投票所でマスクを着用し検温を受ける有権者

Photographer: WeiLeng Tay/Bloomberg

原題:Singapore’s Ruling Party Keeps Power in Weakest Result Ever(抜粋)

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