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中国の金融政策混乱、「あまりに速くあまりにも急」な株高・債券安で

  • 中国本土市場では国債は今や株式との比較でここ2年で最も割安
  • 「ここ1週間が半年くらいのように感じる」-BNPパリバ季天鶴氏

中国国債に対する激しい売りがすぐにやむ気配はない。中国株が急激に上昇し、株式バブルの懸念が浮上する中で、中国人民銀行(中央銀行)が大幅な金融緩和に踏み込む可能性が一段と遠のいているためだ。

  中国の10年国債利回りは6日、2016年後半以降で最も大きく上昇。9日までの1週間のパフォーマンスは世界で3番目に悪く、今や中国本土市場では国債は株式との比較でここ2年で最も割安となっている。

China's 10-year sovereign yield jumps amid return of risk appetite

  BNPパリバの季天鶴ストラテジスト(北京在勤)は「株高も債券安も私の想定を超えた。あまりにも速くあまりにも急だ。ここ1週間が半年くらいのように感じる」と述べ、10年債利回りは上昇し続け数カ月以内に昨年ピークの3.4%前後に達すると予想。「株高のため人民銀は大幅な緩和を控える」と分析している。

Cautious Central Bank

China's PBOC becomes cautious in adding cash into the banking system

Bloomberg

  オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)の邢兆鵬マーケットエコノミストは「株高が中国の金融政策を混乱させている。中国政府は今、強い緩和シグナルを送ることはできない。株式バブルを生むからだ」と指摘。「今後1カ月、大きな緩和措置はなさそうで、債券にとっては悪いニュースだ」と述べた。

原題:China’s ‘Too Sudden’ Bond Selloff Is at Mercy of Stock Rally (1)(抜粋)

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