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【債券週間展望】長期金利は低下か、需給懸念後退やリスク回避優勢で

7月第3週(13日-17日)の債券市場では長期金利に低下圧力が掛かりやすいと予想されている。増発の影響が警戒された国債入札を順調に消化して需給懸念が和らいでいる上、新型コロナウイルスの感染再拡大を受けてリスク回避の債券買いも優勢になりやすいとみられている。

市場参加者の見方

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 国債増発による需給悪化懸念から金利上昇圧力が続いてきたが、30年、5年の入札がいずれも順調で懸念は和らいでいる
  • 日銀会合は政策維持が見込まれ、利付国債入札もないため、海外市場をにらみながらの取引
  • コロナ感染再拡大や米中対立激化懸念など不透明要因は多く、日銀緩和策や投資家の押し目買いに支えられて債券相場は戻りを試す展開か
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.01%~プラス0.04%

◎SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト

  • 超長期債の買いに一服感があり、ブルフラット(平たん)化も止まりそうだが、相場は底堅い
  • フラット化のきっかけになった40年債は引き続き需給が緩みづらく、そう簡単にはスティープ(傾斜)化しないだろう
  • 残存5-15.5年の流動性供給入札は10年超のゾーンに妙味がある上、1-5年の入札も日銀の買い入れが手厚いゾーンで問題ない
  • 長期金利の予想レンジはゼロ%~プラス0.03%


国債入札予定

対象年限発行予定額
14日

流動性供給

(残存5年超15.5年以下)

5000億円程度
16日

流動性供給

(残存1年超5年以下)

4000億円程度

日銀オペ予定

対象年限直近の通知額
17日1-3年4200億円
3-5年3500億円
5-10年4200億円

主な材料

  • 15日:日銀金融政策決定会合の結果発表、展望リポートと黒田東彦総裁会見
  • 15日:米地区連銀経済報告(ベージュブック)
  • 16日:欧州中央銀行(ECB)が政策金利発表、ラガルド総裁会見
  • 16日:中国の4-6月期国内総生産(GDP)
  • 16日:6月の米小売売上高
  • 18日:G20財務相・中央銀行総裁会議
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