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米独立記念日行事のDVD欲しいと金与正氏-年内首脳会談は否定

更新日時
  • 米の立場に決定的な変化がない限り首脳会談開催は不必要で無益
  • トランプ大統領の成功を祈るとの金正恩委員長のメッセージも

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の妹、金与正党第1副部長は、年内の米朝首脳会談の可能性を否定した。ただ、米独立記念日行事のDVDが欲しいと述べるなど融和的な姿勢も見せた。国営朝鮮中央通信(KCNA)が10日、与正氏の談話を伝えた。

  与正氏は米国の北朝鮮に対する立場に決定的な変化がない限り、「両国の意見の相違を踏まえれば首脳会談の開催は不必要で無益だ」と指摘する一方で、トランプ大統領が事業で必ず良い成果を得られるよう祈っていると伝えるよう金委員長に指示されたことも明らかにした。

North Korean Leader Kim Jong Un Visits The Monument to War Heroes and Martyrs And Ho Chi Minh Mausoleum

金与正氏

Photographer: Jorge Silva/Pool via Bloomberg

  2年前に最初の米朝首脳会談が開催されて以来、非核化協議はほとんど前進していない。米国の北朝鮮担当特別代表を兼務するビーガン国務副長官は8日に訪問先のソウルで、米国は北朝鮮に会談を要請していないと述べるとともに、朝鮮半島の非核化に向けたトランプ政権のコミットメントを再確認した。

  与正氏は談話で、テレビのニュース報道を通じて7月4日の米「記念行事」の一部を見たとし、「米独立記念日行事を収録したDVDを個人的に入手しようとしており、委員長の許諾を得た」と説明した。

  与正氏はさらに、北朝鮮が米国への「クリスマスプレゼント」を届けなかったのは、金委員長とトランプ大統領の良好な個人的関係のためだと説明。北朝鮮には「米国を威嚇するつもりはなく、金委員長はそれをトランプ氏に明確に伝えている」とした。

  昨年末には北朝鮮が米国へのクリスマスプレゼントを警告したのを受け、同国が長距離ミサイルの発射や核実験の実施で緊張を高めるのではないかとの観測が高まっていた。

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原題:Kim’s Sister Rules Out Talks With Trump, Seeks July 4th DVDs; North Korea Dismisses Idea of U.S. Summit This Year(抜粋)

(ビーガン米国務副長官のコメントや背景を追加して更新します)
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