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カカクコムやZOZO、スクエニ軒並み上昇ー日経平均の採用期待

  • ファミマの上場廃止後、代替銘柄は消費セクターから採用か-野村証
  • 伊藤忠がファミマ完全子会社化でローソンにもTOB期待―松井証

伊藤忠商事がファミリーマートを株式公開買い付け(TOB)で完全子会社化すると8日発表し、9日の東京株式市場ではファミマに代わる日経平均の採用候補が軒並み上昇した。指数ファンドへの組み入れによる株価上昇を期待した投資マネーも集まりやすい。

  野村、大和、SMBC日興の3証券が候補に挙げたカカクコム株は終値で9.5%高の2913円と急伸した。昨年の10月の定期入れ替え時にも候補として挙がっていたZOZO株は5.4%高。ほかにスクエア・エニックス・ホールディングス株が5.8%高、すかいらーく株が2.5%高、サントリー食品株が4.6%高。

  新型コロナウイルスの感染者は9日、東京都内で過去最高を更新する224人が新たに確認されたと報じられた。世界では感染者が1200万人を突破、経済の先行きに不透明感が広がる中、東京市場では個別株に資金が向かいやすくなっている。ファミマに先立ち上場廃止になるソニーフィナンシャルホールディングス(FH)の代替とみられた日本取引所グループ(JPX)の株価も引き続き上昇した。

急伸

  野村証券の村上昭博チーフクオンツストラテジストはリポートで、カカクコムがファミマに代わる日経平均銘柄の有力候補だとした。ファミマの上場廃止に伴って新たに銘柄採用されるなら、同じ消費セクターから選定されるという。

新規採用候補除外
野村証券臨時カカクコムファミマ
定期ZOZO日本化薬
大和証券臨時サントリー食品ファミマ
定期

ヤクルト本社

(他にカカクコム、スクエニ、ZOZOなど)

日本化薬
SMBC日興定期ZOZO、カカクコム、すかいらーくファミマ

  伊藤忠によるTOB期間が8月24日までであることを踏まえると、10月初旬の定期見直しの一部として公表される可能性が高いとみている。定期入れ替えではセクターバランスや市場流動性が考慮されるが、結果的に消費セクターから銘柄が追加されやすい状況に変わりないと予想した。村上氏は除外候補に日本化薬、採用候補にZOZOを挙げた。

  大和証券の橋本純一シニアクオンツアナリストは臨時入れ替えに関する8日付リポートで、サントリー食品をファミマの代替候補に挙げている。SMBC日興証券の伊藤桂一チーフクオンツアナリストらは、10月の定期入れ替えでZOZO、カカクコム、すかいらーくが候補になると同日に示した。

ローソン

  さらにファミマと同様に全国規模でコンビニエンスストアを展開するローソン株も6.4%高と急上昇。松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリストは、日経平均への採用期待もあるが、同社にも事業再編があるかもしれないとの意識が強いのではと話していた。ブルームバーグのデータによると、ローソン株の半数は三菱商事が保有している。

  とはいえ具体的な話があるわけではない。6月中旬の水準にある同社株については、あくまで再編への期待先行で割安水準から戻しているだけと窪田氏はみる。

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