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ドル・円は小動き、株価堅調と新型コロナ懸念が綱引き-107円前半

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は一進一退。国内外の株価が底堅く推移する一方、新型コロナウイルスの感染再拡大で景気の先行き不透明感が強まり方向感に乏しい取引だった。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時49分現在、前日比ほぼ変わらずの1ドル=107円25銭。朝方に107円18銭と6月29日以来の安値を付けた後、一時107円36銭まで上昇の場面も
  • オーストラリアドル・ドルは0.1%高の1豪ドル=0.6988ドル
ドル・円は目先の材料難で小動きに

市場関係者の見方

大和アセットマネジメントの亀岡裕次チーフ為替ストラテジスト

  • 米国で新型コロナの感染が広がっているものの中国株が堅調とあって、リスクオフにはならず、やや弱めのリスクオン環境でドルと円がともに弱い。株高でも金利は上がらないので、ドル・円は軟調気味だ
  • 豪ドルはロックダウンがまだ一部の地域にとどまっているので影響が限られ、株高に支えられている

SMBC信託銀行の佐溝将司シニアマーケットアナリスト

  • 経済活動の再開とともに新型コロナの感染が再び広がりつつあり、景気の先行きに不透明感が漂ってきている。何を手掛かりに判断したらよいか難しく、相場も方向性を欠く展開に
  • 市場全体的に目先の材料不足で手詰まり感。ドルと円はリスクオンなら売り、オフなら買いで同じ方向に動く状況は変わらない

三菱UFJ銀行の丸山元気上席調査役(ニューヨーク在勤)

  • 米株価の底堅さを背景にリスクオン的なドル売りが優勢な一方、新型コロナや米中関係の悪化に対する警戒感も顕在。他の先進国と比べて米感染者数のひどさが嫌気されている面も

背景

  • 日経平均株価は前日比90円高で取引を終了。中国株は上昇
  • 8日の米S&P500種株価指数は反発、ナスダック総合指数は最高値
  • 米国では新型コロナウイルスの感染者が8日に300万人を突破。世界全体の感染者の4分の1余りを占めている
  • オーストラリアのビクトリア州では、コロナ第2波のリスクがあるとして8日深夜から6週間のロックダウン(都市封鎖)を実施
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