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アマチュア投資家、中国株急上昇をけん引-取引口座開設の動き広がる

  • 14年に始まった中国株高と現在とでは、考慮すべき大きな違いがある
  • CSI300指数の目標を29%引き上げ-モルガン・スタンレー

中国全土に何百万人といるアマチュア投資家は中国株の急上昇に夢中だ。

  北京のテクノロジー関連のスタートアップで働く36歳のミン・ハンさんは7日、北京でトレーディング口座を開いた。「負けようがない。今は負ける気がしない」と話す彼女にとって、初めての取引口座だ。

  急上昇していた中国株が急落しブームが終わってから5年。今は個人投資家に高揚感の兆しが広がる。売買高が急増し、信用取引の証拠金は2015年以来の急スピードで増え、オンライン取引のプラットフォームは対応に大わらわだ。中国株の時価総額は過去8営業日で1兆ドル(約107兆円)を超える増加と、世界のどこよりも速いペースで膨らんでる。

  今のところ、市場の過熱感を示す指標は07、15両年の株式バブルの頂点で到達した水準を十分下回っている。ただ、国営メディアが最近掲載した強気の記事ではやし立てるなど、危険なほど急激な株高は、最終的に不安定なクラッシュで終わるリスクも抱える。

China's stock market tops $9 trillion for first time since 2015

  14年に始まった中国株急上昇と現在とでは、投資家が考慮すべき大きな違いがある。株式バリュエーションの始点が低いのもその1つ。信用取引を手掛ける向きも増えているが、株式市場のレバレッジは15年のピーク時の半分程度にとどまっている。以前に起きたことを教訓に今年はもっと慎重に取引していると話す投資家もいる。

  モルガン・スタンレーのアナリストは今週、本土株の指標CSI300指数の目標を29%引き上げ、15年の終値ベースでの高値を超える水準に設定した。「小口投資家の口座開設増加」などを目標引き上げの要因に挙げた。

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原題:‘No Way I Can Lose’: Inside China’s Stock-Market Frenzy (1)(抜粋)

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