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超長期債が下落、急激な金利低下で反動の売り-利回りフラット化一服

更新日時

債券相場は超長期債が下落。超長期ゾーンの金利低下が急速に進んだことへの警戒感から売りが優勢となり、利回り曲線のフラット(平たん)化は一服した。半面、先物相場は国内株式相場の下落を受けて買いが優勢だった。

  • 新発20年債利回りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)高い0.395%、30年債利回りは1bp高い0.56%、新発40年債利回りは1.5bp高い0.595%。前日は30年債、40年債の利回りがともに6月半ば以来の水準まで低下
  • 長期国債先物9月物の終値は12銭高の152円22銭。前日の米長期金利低下の流れを引き継ぎ小高く始まった後、いったん失速したが、午後に入り再び買いが優勢となり一時152円26銭と約1カ月ぶりの水準まで上昇

市場関係者の見方

  • 野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト
    • 今週7日の30年債入札以降の金利低下が速かったので、超長期債にスピード調整の売り、20年債利回りは0.3%台に入ると売りも
    • 10年債利回りはいいところまで下がっており、マイナス金利まで買い進めるほどの需要はない
    • 一方、株式相場の下落が支援材料になって先物は買われた
  • 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジスト
    • 超長期債はここ数日、急激なスティープ(傾斜)化の巻き戻しでフラット化が進んでいたが、きょうは一服した
    • 来週の注目は黒田東彦総裁の15日の金融政策決定会合後の会見。超長期金利は「それほど上昇してない」という6月会合後の発言を撤回ないし修正すれば、フラット化が再び勢いづくことも
新発40年物国債利回りの推移

日銀オペ

  • 残存1年超3年以下と5年超10年以下は4200億円、25年超は300億円と、いずれも前回オペの買い入れ額を据え置き
  • 備考:日銀:国債買い切りオペ一覧 (表)

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.145%-0.110%0.015%0.395%0.560%0.595%
前日比-0.5bp横ばい横ばい+0.5bp+1.0bp+1.5bp
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