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日本株反発、米テクノロジー株高が追い風-電機・精密や通信など主導

更新日時
  • 米ナスダックやアリババADRは最高値、中国上海総合指数は続伸
  • 米カリフォルニア州のコロナ新規感染最多、東京都も感染急増の報道

9日の東京株式相場は3日ぶり反発。ナスダック総合指数が最高値となるなど新型コロナウイルス禍でも業績成長が期待できるとして、電機、精密機器や機械、ソフトバンクグループなどに買いが入った。半面、医薬品や陸運、不動産など内需関連は下げ、相場の重しになった。

  • TOPIXの終値は前日比0.01ポイント高の1557.24
  • 日経平均株価は90円64銭(0.4%)高の2万2529円29銭

〈きょうのポイント〉

  • 8日の米ナスダック総合指数は最高値、ジェフリーズ「厳選銘柄」と評価のアリババ米国預託証券(ADR)は米市場で最高値
  • 米国のMBA住宅ローン申請指数は前週比プラスに転換
  • 9日の中国上海総合指数は堅調に推移
  • 米テキサス州の新型コロナ感染者数4.7%増加-7日平均4%増
  • 新型コロナ、東京都で新たに過去最多の224人の感染確認-報道

  水戸証券投資顧問部の酒井一チーフファンドマネジャーは「投資家は新型コロナの影響の少ないテクノロジー株に資金を振り向けている。それらは東京株市場でも指数影響度の高い銘柄が多く、結果的に指数を押し上げやすい」と述べた。また、東京都の新規感染者数については「変化率が大きく心配。ただ、海外に比べた絶対数は少なく、医療現場がひっ迫していないことで株価へのインパクトは限定的だった」とみていた。

  TOPIXの上昇寄与度にはアリババ株高も追い風となったソフトバンクグループやソニー、キーエンスなどのテクノロジー関連が上位を占めた。野村証券の伊藤高志エクイティ・マーケット・ストラテジストは「米国企業のリビジョンインデックスの市場コンセンサスは4月がボトムで、5月は下方修正のマイナス幅が縮小し、6月以降はプラスに浮上してきている。これをけん引しているのが情報技術セクターで、5Gにテレワーク需要も加わって業績改善が加速している」と述べた。

  一方、この日は株価指数こそ上昇したものの、東証1部の銘柄数でみると値下がりが優勢だった。日経平均は伊藤忠が完全子会社化するファミリーマートの上げが大きく貢献し、午後にはTOPIXが急速にプラス圏に浮上するなど、需給主導とみられる動きもあった。「きょうは日経平均の銘柄入れ替えや日銀ETF買い観測、ETF分配金捻出に伴う売り懸念など、ファンダメンタルズよりむしろ需給面が話題の中心だった」と、水戸証の酒井氏は話していた。

  • 東証33業種では情報・通信や電気・ガス、電機、証券・商品先物取引、非鉄金属、保険、精密機器が上昇
  • 不動産や鉄鋼、陸運、医薬品は下落
    小反発
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