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債券は上昇、5年入札順調で中期債に買い-超長期ゾーン堅調も支え

更新日時

債券相場は上昇。この日に実施された5年債入札の結果が順調だったことを受けて、発行増額に伴う需給懸念が一段と緩和し、中期債の買いが優勢となった。超長期ゾーンも前日に続いて堅調となり、相場全体を支えた。

  • 新発年5債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.115%
  • 新発30年債利回りは一時0.54%、新発40年債利回りは一時0.57%と、ともに6月半ば以来の水準まで低下
  • 長期国債先物9月物の終値は7銭高の152円10銭。前日の米長期金利上昇を受けていったん151円94銭まで下落。その後は持ち直し、午後は一時152円12銭まで上昇
30年債と10年債の利回りスプレッド推移

市場関係者の見方

  • SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト
    • 5年債入札は日本銀行の新型コロナウイルス対応オペに絡む担保需要がそこそこ強かったとみられ、順調な結果
    • 新型コロナの感染再拡大で景気下振れリスク懸念もあり、外部環境などもろもろの要因を考えると比較的金利は安定するだろう
  • パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長
    • 7日の30年入札では想定以上にしっかりとした需要が確認された
    • 超長期ゾーンは日銀の買い入れオペによるサポートがないとの見方で売られていたが、投資家需要が主導の健全な相場の動きが出てきている

5年債入札

  • 最低落札価格は101円00銭と、市場予想の100円98銭を上回る
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.25倍と、前回の3.78倍から上昇
  • 小さければ好調な入札を示すテール(最低と平均落札価格の差)は1銭と前回から横ばい
  • 備考:過去の5年債入札の結果一覧

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.140%-0.115%0.020%0.390%0.550%0.580%
前日比-0.5bp-1.0bp+0.5bp-0.5bp-1.5bp-1.5bp
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