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Photographer: Angus Mordant/Bloomberg
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【米国市況】ハイテク主導で株反発、ドル下落-米中関係悪化でも

更新日時
A person sits on a bench outside the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Wednesday, June 24, 2020. New York, New Jersey and Connecticut will require visitors from virus hot spots to quarantine for 14 days.
Photographer: Angus Mordant/Bloomberg

8日の米株式相場は反発。投資家は米中間の緊張を受け流し、新型コロナウイルス感染拡大の悪影響を受けにくいとされるテクノロジー銘柄を買い求めた。米国債は反落。

  • 米国株は反発、ハイテクがけん引-ナスダック最高値更新
  • 米国債は反落、10年債利回り0.66%
  • ドル下落、株高でリスク選好ムード高まる
  • NY原油先物は上昇、4カ月高値も上値重く
  • NY金先物は4日続伸、スポットは1800ドル突破

  アップルやアマゾン・ドット・コムなどの超大型ハイテク銘柄の好調を追い風に、ナスダック総合指数は終値ベースの最高値を更新した。トランプ米大統領の側近の一部が香港ドルの米ドルとのペッグ制に打撃を与えることを望んでいるとブルームバーグ・ニュースが報じたことから、英銀HSBCホールディングスの米国預託証券(ADR)は下落した。

  S&P500種株価指数は前日比0.8%高の3169.94。ダウ工業株30種平均は177.10ドル(0.7%)高の26067.28ドル。ナスダック総合は1.4%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.66%。

Nasdaq 100 has trounced the broader S&P 500 Index

  Eトレード・ファイナンシャルの投資戦略担当マネジングディレクター、マイク・ローウェンガート氏は、「市場は総じて投資家の楽観を反映しているが、新型コロナを巡る状況は刻一刻と変わっているように見えるほか、貿易摩擦も再び材料に加わったことから、消化すべき材料は多い」と指摘した。

  外国為替市場ではドルが主要10通貨の全てに対し下落。米国の一部の州における新型コロナ感染者数増加や米中間の摩擦が警戒されたものの、ハイテク主導の米株高でリスク選好ムードが強まった。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.5%低下。ドルは対円で0.2%安の1ドル=107円26銭。ユーロは対ドルで0.5%高の1ユーロ=1.1330ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は上昇。4カ月ぶり高値で終えたものの、今月は上下幅が2ドルの狭いレンジで推移しており、41ドル台を維持するのに苦戦している。米国の在庫が過去最高水準近くにあり、夏季のガソリン需要が約20年ぶりの低水準にあることが上値を抑えている。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は28セント(0.7%)高の1バレル=40.90ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント9月限は21セント高の43.29ドル。

  ニューヨーク金先物相場は4日続伸。新型コロナを巡る懸念や米中の新たな緊張、ドルの軟調を背景に買いが続いた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.6%高の1オンス=1820.60ドルで終了した。スポット価格は節目の1800ドルを突破した。

原題:Tech Rally Lifts Stocks; Gold Rises, Dollar Sinks: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Falls as U.S. Stock Gains Lift Risk Appetite: Inside G-10(抜粋)

Oil’s Recovery Capped by Stubborn U.S. Crude Glut, Dour Demand(抜粋)

Spot Gold’s Rally to $1,800 Sees ETFs Topping Full-Year Record(抜粋)

(第4段落に市場関係者のコメントを追加し、相場を更新します)
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