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中国EV市場、バブル崩壊間近か-テスラのシェア拡大が国内勢を圧迫

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  • EV販売番付でテスラ首位-上海工場で「モデル3」量産
  • バイトンが7月から国内事業停止-中国の大手EVメーカーで3社目

米電気自動車(EV)メーカー、テスラは上海の新工場で人気車種「モデル3」をこの半年間に量産し、EV販売番付でトップに躍り出た。資金繰りが苦しい中国勢にとって経営環境の厳しさは増しており、先週には拜騰汽車(バイトン)が新型コロナウイルス感染拡大の影響を理由に国内事業を1日から半年間停止すると発表した。

  テスラが中国でEV現地生産の攻勢に出て以来、今年に入って国内事業停止に動いた大手新興EVメーカーは博郡汽車と江蘇賽麟汽車に続いてバイトンで少なくとも3社目となる。これら企業は、中国を数百のメーカーがひしめく世界最大のEV市場に変えた政府補助金が縮小されたことに加え、通商摩擦や新型コロナ感染拡大で需要が急減した影響を受けた。

Tesla China Funding May Be Subject of SEC Inquiry, Evercore Says

テスラの上海工場で行われた式典に登場した「モデル3」(2019年)

写真家:Qilai Shen / Bloomberg

  それでもテスラはわずか半年間で、縮小しつつある市場においてかなりのシェアを確保し、その比率は上昇基調にある。 全国乗用車市場情報連合会(乗連会)の8日の発表によると、テスラの6月の販売台数はEV全体の25%近くに達した。富裕層がテスラのブランド力に引かれていることが背景にある。多くの国内EVメーカーにとっては厳しい状況で、多額の資金が投じられてきた中国EV市場のバブルがはじけるリスクがある。

Gaining Share

Tesla has commanded a larger chunk of China's NEV market since January

Source: China Passenger Car Association

  テスラの中国在勤の担当者にコメントを求めたが、今のところ回答はない。

原題:
Tesla Gaining Ground Pushes China’s EV Bubble Closer to Bursting(抜粋)

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