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デジタル人民元、実用化に向け一大テスト-配車の滴滴と人民銀が協力

  • 中国は財布アプリの形でデジタル人民元の試験プログラムに着手済み
  • 実体経済とデジタル経済の統合推進に向け政府と協力-滴滴

中国で配車サービスを手掛ける滴滴出行は、同社プラットフォームの決済手段としてデジタル人民元を試す。デジタル通貨の実用化に向けた最初の主要な一例となりそうだ。

  ソフトバンクグループが出資する滴滴は8日、中国人民銀行(中央銀行)の研究部門と「デジタル通貨電子決済(DCEP)」と呼ばれるデジタル人民元の利用で協力することを明らかにした。これには同社の配車プラットフォームでの試用が含まれると事情に詳しい複数の関係者が話した。正式展開の時期など詳しい内容はまだ不明だという。非公開の計画だとして匿名を条件に語った。

  人民銀の担当者に接触したが、コメントはなかった。

デジタル人民元、近く発行か-中国スマホ決済大手に忍び寄る脅威

  中国政府は数カ月前にモバイル財布アプリの形でデジタル人民元の試験プログラムに着手。当局による国内金融システムの管理は強まると考えられている。

  滴滴は現在、テンセント・ホールディングス(騰訊)とアリババ・グループ・ホールディング系の金融会社、螞蟻金融服務集団(アント・ファイナンシャル)の決済手段を採用しており、DCEPにとっても有力な候補になるもようだ。

  滴滴は中国語の資料で、「DCEPはデジタル経済の主要インフラになるだろう」と説明。「実体経済とデジタル経済の統合推進に向けて」政府と協力する考えを示した。

原題:China’s Digital Yuan Gets First Big Test Via Tech Giant Didi (1)(抜粋)

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