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ドル・円小動き、実需主導で一時上昇も模様眺めムード残る-107円半ば

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は小動き。公示仲値に向けてドル買いが優勢になる場面があったものの、実需主導の動きが一巡すると上げ幅を縮小し、模様眺めムードとなった。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時30分現在、前日比ほぼ変わらずの1ドル=107円55銭。ここまでの取引では107円51銭を安値に一時107円71銭まで上昇
  • ユーロ・ドルはほぼ変わらずの1ユーロ=1.1273ドル。ユーロ・円もほぼ変わらずの1ユーロ=121円23銭

市場関係者の見方

ソシエテ・ジェネラル銀行の鈴木恭輔為替資金営業部長

  • ドル・円相場は仲値の需給で上がったが、一巡後はリスクオン・オフが明確ではない中で方向感に欠ける動き
  • 市場を取り巻くテーマは、米中関係、新型コロナの感染再拡大、景気動向ということになるが、いずれも時間がかかるテーマなうえに短期的には新鮮味のある材料に欠けている
  • ドル・円はこれらのテーマを眺めながら、107円台を中心にした相場が続きそう。ただ、急伸してきた米株に調整の可能性があり、リスクは下方向に傾いているとみている

CIBC証券金融商品部の春木康部長

  • リスクオンとオフが1日の中で変化している状況。きょうに関しては材料もなく、方向感を欠いており、海外勢のドル・円に対する関心も薄い状態
  • 今はリスクオンかオフかという相場だが、今後徐々に米ファンダメンタルズに注目しドル安基調に。米国内の新型コロナ感染再拡大による米景気回復への懸念、米中銀のバランスシート拡大基調や主要国におけるドル需要の減退、そしてユーロ圏の財政規律路線の転換もドル安を促進
  • ドル・円については、さらに米中摩擦の激化がリスクオフの円高を招くとみている。ただ、こうしたテーマの本格化はまだで端境期。もう少し、気迷いの状態は続きそう

三井住友銀行NYトレーディンググループの下村剛グループ長

  • 景気回復の流れの中、米国から中国を始めとしたアジアへモメンタムがバトンタッチできるかという点で、中国株の動向に注目。中国株が失速していくようだと、マーケットの雰囲気は悪くなりそう
  • ドル・円は引き続き107円台での動きに終始しそう。リスクオン・オフでドルと円の強弱が付きづらい中、需給で傾いた方向への動きや中国株の動向を受けたクロス円の動きを通じた振幅という状況は続きそう
ドル・円は仲値に向けた動きにとどまる

背景

  • 日経平均株価は前日比176円安で取引を終えた。上海総合指数は上昇
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