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トランプ大統領は父親の「造形物」-めいメアリー氏の暴露本14日発売

  • 一族がいかに「世界で最も危険な男」を生み出したかを描いたという
  • 「ばかげた主張」に満ちた「偽りの本」-ホワイトハウス報道官

トランプ米大統領のめい、メアリー・トランプ氏による一族の暴露本が来週発売される。この本は父親によって偽りと自慢を教え込まれた男を描き出したとうたっている。

  メアリー氏は著書で、叔父のトランプ大統領の行動によって「民主主義と人々の人生が破壊されている」のを見て2017年に行動を決意したと説明。出版社サイモン・アンド・シュスターから発売される本の1冊をブルームバーグ・ニュースが入手した。

Too Much and Never Enough How My Family Created the World’s Most Dangerous Man

Too Much and Never Enough How My Family Created the World’s Most Dangerous Man

  メアリー氏は「叔父が規範を破り同盟を危険にさらし弱者を踏みにじるのをリアルタイムで見ていた。ただ一つ驚いたのは、叔父にそうさせることを望む人々が増えていったことだった」と書いている。

  同氏はまた、大統領の財務に関する米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)の報道につながった複合企業トランプ・オーガニゼーションについての税務関連文書の漏えい元が自身だとも主張。この報道はトランプ氏が1990年代に税逃れのために利用した財務手法について伝えた。

  ホワイトハウスのマクナニー報道官は7日、メアリー氏の著書を「ばかげた主張」に満ちた「偽りの本」と呼んだ。トランプ氏はNYTの報道を「昔の退屈な中傷記事」と述べていた。

  メアリー氏の著書については大統領の弟ロバート・トランプ氏が出版差し止めを求め法廷闘争が展開されていたが、ニューヨーク州の裁判所が出版を認め、14日に発売されることになった。

  ロバート氏は差し止めの理由にトランプ大統領の父、フレッド氏の遺言を挙げていた。メアリー氏は著書で、トランプ氏はフレッド氏の「造形物」だとし、フレッド氏に依存していたとの見方を示している。

  メアリー氏の著書はトランプ氏が「核兵器や中国との通商関係について何も知らないのに発言」し、特に新型コロナウイルス感染症(COVID19)の「検証されていない治療薬の効果について批判されることもなく喧伝(けんでん)した」と批判。「弱者」に対するツイッターでの悪意ある攻撃も指摘した。

  トランプ氏の「独特の人格的瑕疵(かし)」がロシアのプーチン大統領や北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長らに容易に操作されることにつながっているとも論じた。トランプ氏について、「最も賢く最も偉大で最高の人物だと持ち上げれば、何でもやらせることができる」人物と分析した。 

  メアリー氏の著書「Too Much and Never Enough: How My Family Created the World’s Most Dangerous Man」は、トランプ一族がいかにして「世界で最も危険な男」を生み出したかを描いたとしている。

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原題:Mary Trump’s Book Alleges That President Led a Life of Lies (1)Trump Niece Tell-All Book Gets Early July 14 Release Date (1)(抜粋)

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