コンテンツにスキップする

豪雨が列島横断、三菱電の岐阜・長野工場休業-トヨタは再開

更新日時

豪雨の影響は8日、中部地方など東側へ移り、雨が激しくなった地域では新たに工場を休業する企業が出た。一方、九州・中国地方では再開へ向けて動き始めた。

  三菱電機は同日、気象庁から大雨特別警報が発表された岐阜、長野両県にある2工場を休業した。両工場では換気機器を製造している。鉄道車両用電機品を製造する岐阜県の恵那工場では一部社員の出社を停止した。

  広報部の中安悠治氏によると、休業は従業員の安全確保を最優先に決定した。現時点で被害の報告はなく、9日以降の対応はあらためて決める。  

  トヨタ自動車は九州地方を中心とする豪雨を受けて操業を停止していた福岡県内の宮田、苅田、小倉の3工場の稼働を8日午前11時から再開した。同日午後4時からの夜間操業も稼働する。

JAPAN-WEATHER-RAIN-FLOOD

水没する自動車(福岡県久留米市、7日)

Photo by STR/JIJI PRESS/AFP/Getty Images

  広報担当の土井賀代氏によると、仕入れ先や従業員の安全確保を優先してきたが、その心配がなくなったためという。トヨタは大雨を受けて6日夜勤の途中から3拠点での操業を中断していた。設備など物的な影響は特にないという。

  マツダは8日から宇品工場(広島県)と防府工場(山口県)を通常操業している。広報担当の太刀掛史絵氏によると、大雨予報や交通インフラの状況を考慮し、7日夜の操業は見合わせた。両工場は6日から順次操業を停止したものの、7日午後は再開していた。

豪雨によるこれまでの製造業への主な影響
  • ダイハツ工業:6日午後から休止していた大分県の中津工場と福岡県久留米市のエンジン工場の操業を7日に再開。同日の夜勤は両工場とも休止したが、8日は通常稼働
  • キヤノン:停止していた長崎の工場での操業を8日再開
  • デンカ(化学メーカー):6日夕方から、豪雨による浸水などのため大牟田工場(福岡県)とグループ会社の九州プラスチック工業(熊本県)の全プラントを停止した。8日から大牟田で一部、九州プラスチックですべての生産を再開
  • ブリヂストン:福岡県の久留米市と朝倉市、佐賀県鳥栖市の計3カ所のタイヤ工場の操業を6、7の両日休止。8日朝から再開
  • エーザイ:抗がん剤などを製造する川島工園(岐阜県)での就業時間開始を1時間延期。人的、物的な被害は現在のところなし
  • 大日本印刷傘下のDNP田村プラスチック萩原工場(岐阜県下呂市)が8日朝から稼動停止。同日夜勤も停止する。付近の道路が寸断されており、従業員の通勤に支障があるという。現時点では物的な被害はなし。同工場では自動車向けのプラスチック部品を製造
(デンカの情報を更新します)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE