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河井前法相夫妻を起訴、参院選での買収事件で東京地検-報道

更新日時
  • 「百日裁判」で審理の可能性、有罪確定なら失職
  • 河井前法相は安倍政権で首相補佐官など要職歴任

昨年夏の参院選を巡り、公職選挙法違反の買収の罪で東京地検特捜部が8日、河井克行前法相(衆院議員)と妻の案里参院議員(広島選挙区)を起訴したと共同通信が報じた。起訴から100日以内に判決を言い渡すよう努める「百日裁判」で審理される見込みで、有罪が確定すると失職する。

  ブルームバーグは両議員の事務所に電話取材を試みたが、現時点で回答は得られていない。

  共同通信によると、起訴状では、克行被告は昨年3-8月、地元県議や市議ら延べ108人に票の取りまとめを依頼するなどして計2900万円余りを渡し、案里被告は、うち5人に対する170万円の提供を共謀したとしている。

  克行被告は第2次安倍晋三政権発足後、首相補佐官、自民党総裁外交特別補佐などを歴任した。案里被告は参院議員に当選する前は広島県議会議員だった。案里被告を巡っては昨年10月、参院選で上限の2倍に当たる3万円の日当を車上運動員に支払った疑惑を週刊誌が報じた。克行被告は報道を受けて法相を辞任。夫妻は6月17日、自民党に離党届を提出し、受理された。

  夫妻側には参院選前に自民党本部から1億5000万円が送金されており、使途について説明を求める声もあがっている。同党の二階俊博幹事長は6月23日の記者会見で、党としては支出後、「その先がどうなったかということは細かく追究していない」と説明した。

  夫妻の逮捕後、広島県内の複数の首長や議員らが現金の受け取りを認め、同県安芸高田市長ら一部の首長が辞職した。

(起訴内容などを追加して更新しました)
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