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ドル・円は小幅高、コロナ懸念や株高一服でドル買い戻し-豪ドル下落

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は小幅上昇。株高の一服感や新型コロナウイルスの感染拡大への懸念を受け、ドルが午後に入り買い戻された。オーストラリアドルは一部地域でのロックダウンが懸念され下落。

  • ドル・円は午後3時40分現在、前日比0.2%高の1ドル=107円52銭。午前の取引で一時107円25銭と約1週間ぶりの安値を付けたが、午後の取引が進むにつれてドル買い優勢となった
  • 豪ドル・ドルは0.3%安の1豪ドル=0.6949ドル。午前に0.6998ドルと6月11日以来の高値を付けたものの、午後には豪ドル売りが優勢に。対円では0.2%安の1豪ドル=74円74銭
ドル・円は株安受け買い戻し優勢に

市場関係者の見方

バークレイズ証券の門田真一郎チーフ為替ストラテジスト

  • ドルと円は両方ともリスクオフで買われ、リスクオンでは売られるが、足元では前日売られたドルの買い戻しが優勢。ただ、値動きは小幅で、107円台を中心に106-108円台にとどまっている状況は変わらない
  • 米国の一部でコロナ感染者が増えているが全国的なロックダウンには至らないとみられているほか、ISMなど経済指標の改善により、前向きなセンチメントは維持されている
  • 豪ドルは同国中銀による金融政策の据え置きは予想通りで反応は乏しかったが、高値圏にあったところにロックダウンの報道もあってリスク回避的な売りが強まった

IG証券の石川順一シニアFXストラテジスト

  • 日経平均株価も米株価指数先物も上値が重い半面、なかなか崩れない。株高・ドル安をもたらす米金融緩和が続く限り、ドルと円は売り圧力がぶつかり、大きなトレンドは生まれない
  • ユーロや豪ドルが堅調なのも固有の材料というよりドル安の裏返し。豪ドルは香港情勢など中国リスクには注意が必要。ユーロはドイツの鉱工業生産が良い結果になれば、目先1ユーロ=1.14ドルを目指して上昇に弾みがつく可能性

背景

  • 日経平均株価は前日比99円安で取引を終了。米株価指数先物は安く推移
  • 全米の新型コロナウイルス感染者数の増加率は直近の24時間で2%と過去1週間の平均を上回る
  • 豪ビクトリア州がメルボルンで6週間のロックダウン実施と発表
  • 豪中銀が政策金利を0.25%に据え置き-国債利回り目標も維持
  • 6月の米ISM非製造業景況指数は57.1と市場予想を上回り、過去最大の上昇幅を記録
  • トランプ大統領、中国や製造業などを巡る大統領令を準備-首席補佐官
  • 香港警察、中国の国安法で令状なしの家宅捜索可能に-SCMP紙
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