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トランプ大統領の支持率低下、新型コロナ感染増加地域で顕著

  • サンベルト地帯など共和党優勢の地域、新型コロナ感染が急増
  • 感染で重症化しやすい高齢有権者、トランプ氏をもはや支持せず
トランプ大統領

トランプ大統領

Photographer: Al Drago/Bloomberg
トランプ大統領
Photographer: Al Drago/Bloomberg

米国では新型コロナウイルス感染が共和党寄りのサンベルト地帯と内陸の州で急増しており、同ウイルスとトランプ大統領の対応を巡りこれらの地域の有権者の態度に変化が生じている。トランプ氏の再選を目指す取り組みをさらに困難にする恐れがある。

  トランプ氏が再選に向け死守しなければならないアリゾナ州とフロリダ州では特に新規感染者数が爆発的に増えている。エバコアISIによると、トランプ氏が共和党全国大会の開催地に変更したフロリダ州ジャクソンビルは7月4日終了週の感染増加率が米国の大都市圏としては最も急速となった。

  全国大会は当初、ノースカロライナ州シャーロットで行われる予定だったが、同州のクーパー知事(民主)が難色を示したため、変更された。

  トランプ氏の支持率低下の背景には、大統領が新型コロナやマスクの話をやめ、経済活動再開にほぼ集中する危険な賭けに出たことがあり、これまでのところそれは裏目に出ているようだ。

  ピュー・リサーチ・センターの世論調査によると、人口10万人当たりの新型コロナ死者数が28人超の500郡ではトランプ氏の支持率が最も激しく低下している。ピューの3月下旬の調査での大統領支持者のうち17%が、6月下旬の再調査では不支持に転じた。こうした変化は支持政党や性別、大学卒かどうかを問わずほぼ均等に見られたが、感染者数の多い郡に暮らす有権者がトランプ氏をもはや支持しないと言う可能性は5割高くなった。

The pandemic is taking a toll on President Donald Trump's approval rating

  さらに、65歳以上の高齢者が新型コロナから最も深刻な打撃を受ける中、一般的に保守的な傾向があり、過去にトランプ氏を支えてきた年配の有権者らが不支持に回っている。

  6月8-18日にニューヨーク・タイムズ紙とシエナ大学が実施した世論調査によると、主要な激戦州6州では、トランプ氏は民主党の大統領選候補指名を確実にしたバイデン前副大統領に対し、65歳以上の有権者の支持率で6ポイント下回った。アリゾナ、フロリダ、ノースカロライナ、ウィスコンシン、ミシガン、ペンシルベニアの6州の高齢者でトランプ大統領による新型コロナ感染対策を支持しないと答えたのは52%に上った。

Flipping the Map

Coronavirus cases are growing faster in states that voted for President Donald Trump

Source: Johns Hopkins University

原題:
Trump Support Withering in Areas Where Virus Cases Are Rising(抜粋)

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