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バイデン氏勝利のシナリオに照準定める動き-アナリストが指摘

更新日時
  • 今月末か8月初めには政策的含意の検討迫られるとボルタンスキー氏
  • 民主党と共和党の全国大会が「11月3日に向けたレースの号砲」に

11月の米大統領選でバイデン前副大統領がトランプ大統領に勝利するシナリオに投資家が新たに関心を示していると、多くのアナリストが指摘している。

  コンパス・ポイントの政策調査担当マネジングディレクター、アイザック・ボルタンスキー氏はリポートで、顧客との会話内容が民主党の勝利が何かを意味するかに徐々にシフトし始めたと言及した。決算シーズンがほぼ終了し投資家が次第に2020年下期のテーマを点検していくのに伴い、市場参加者は今月末あるいは8月初めには遅くとも政策的な意味合いを検討せざるを得ないと感じるだろうと指摘した。

  同氏は政府の景気対策4弾の合意が8月初めまでに成立するともみており、同月17日の民主党全国大会、24日の共和党全国党大会の開始が「11月3日に向けたレースの号砲」になると注意を促した。 

Prediction markets bet against Trump while stocks rise

  一方、バイタル・ナレッジの創業者アダム・クリサフルリ氏は6日に米国株が上昇した一因として、「バイデン氏は市場にとってさほど悪くないだろう」との見方があったようだと指摘した。同日のS&P500種株価指数は一時1.7%高となり、昨年12月半ば以来最長の5営業日続伸となった。  

  同氏はリポートで「ここ数カ月、投資家は不安感を抱きながらバイデン氏の支持上昇を見守ってきたが、同氏が株式にとって中立(場合によっては予想外のプラス)と見なされる事例が出てきている」と指摘した。増税は恐れていたほどではなく、通商政策が混乱を招くことも減り、無意味なツイートが激減する可能性に言及した。

  ドゥブラフコ・ラコス・ブハス、マルコ・コラノビッチ両氏らJPモルガン・チェースのストラテジストも、ウオール街はバイデン氏勝利に悲観的になり過ぎていると主張。インフラ支出や関税を巡る姿勢軟化、賃金上昇で好影響を受ける可能性に触れたほか、S&P500種企業の収益に対する税金面の影響も多くの予想を下回るのではないかと分析している。

ウォール街、バイデン氏勝利の影響を過度に悲観-JPモルガン

原題:Market Focus Starts to Turn Toward Biden Victory, Analysts Say(抜粋)

(4段落目以降にアナリストの分析を追加して更新します)
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