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円全面安、株高でリスク選好の動き-ドルは107円台後半

更新日時

東京外国為替市場では円が全面安。米株価指数先物やアジア株の上昇を背景にクロス円(ドル以外の対円相場)を中心にリスク選好の動きが強まった。ドル・円相場も円安方向に振れたが、オーストラリアドルやユーロなど他通貨に対してドルも売られたため、1ドル=107円台後半でもみ合った。

  • 円は主要通貨すべてに対して前週末の水準から値下がり。ドルも円以外の主要通貨に対して下落
  • 豪ドル・円は前週末比0.6%高の1豪ドル=75円08銭、一時75円12銭と6月10日以来の豪ドル高・円安水準
  • ユーロ・円は一時0.7%高の1ユーロ=121円62銭と6月16日以来の水準までユーロ高・円安が進行
  • ドル・円は0.2%ドル高の107円68銭。一時107円77銭まで上昇し、その後もみ合う
週明けはリスクオンの円売り先行

市場関係者の見方

あおぞら銀行の諸我晃総合資金部部長

  • リスクオンでドル売り、円売りになっており、その流れでクロス円が上がっている感じ
  • 先週の米雇用統計が良い数字だったことでリスクオンになりやすい地合い。ただ、米国では新型コロナウイルスの感染拡大で規制を再び強めているところもあるので、このまま順調にリスクオン地合いが続く感じでもない
  • ユーロは復興基金への期待もあり、相対的に買われやすい地合いだが、シカゴ先物でもユーロの買いポジションが膨らんでいるので、上がったところでは利食いも出やすいとみている

フジトミの山口哲也チーフテクニカルアナリスト

  • 米株先物も底堅い感じなので、為替もリスクオンに傾いているようだ
  • ただ、近日中に米国で香港絡みの対中政策が出てくる可能性が高く、注意が必要

オーストラリア・ニュージーランド銀行外国為替・コモディティ営業部の町田広之ディレクター

  • 週末特にポジティブな材料があったわけでもない中での株高は意外感がある
  • 今晩のISM(米供給管理協会)非製造業景況指数に50超えの期待がある中で、7-9月期初の買いなどがリスク資産を押し上げている可能性。市場が薄商いということもあり、パッシブ的なフローで思ったよりも値幅が出ている側面もあり、それによってドル・円や豪ドルなどが押し上げられている

背景

  • 米S&P500種Eミニ先物は6日のアジア時間の取引で前営業日比で1%超上昇。アジア株はほぼ全面高で、中国のCSI300指数は5%以上の上げ。日経平均株価は前週末比407円高で終了
  • 6月の米ISM非製造業景況指数の予想中央値は50で、5月の45.4から改善の見込み。先週発表された6月のISM製造業景況指数は52.6と市場予想を上回り、14カ月ぶり高水準だった
  • 新型コロナの感染者は世界全体で1140万人を突破
  • トランプ政権の当局者は4日に記者団に対し、トランプ氏が「香港自治法案」とは別に、中国に対する2つないし3つの制裁措置を検討しており、数日以内に公表される可能性が高いと説明
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