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ラガルドECB総裁、ユーロ圏の物価下押し圧力は2年続くと予想

  • 新型コロナウイルス危機が経済の変化を加速させる
  • ECBはサプライチェーンが約35%縮小すると予測

欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は4日、ユーロ圏の物価は約2年にわたって下押し圧力が続いた後に上向く可能性があるとの見通しを示した。新型コロナウイルス危機が経済の変化を加速させることを理由に挙げた。

  ラガルド総裁はこの日のウェビナーで、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)でデジタル化・自動化へのシフトやサプライチェーンの短縮化、環境重視の産業といった既存の流れに拍車が掛かるだろうと指摘。ECBがその間に異例の金融緩和政策を維持し、経済改革に資金が向かうようにする金融商品が開発される必要があるとの見解を示した。

  同総裁は「新たな経済モデルへの移行は混乱を伴うだろう。最初の2年間は混乱が多くなり、当然ながら雇用と生産に響く。その後、生産性の改善が期待できる」と説明。物価は「必然的に影響を受け、ディスインフレ的、デフレ的な側面が当初見られた後、インフレの力学」が働くだろうと述べた。

Inflation Scenarios

The ECB sees price pressures building only gradually in coming years

Source: ECB

  ラガルド総裁は、サプライチェーンが約35%縮小し、ロボットの使用が70ー75%増加するとECBは予測していると語った。

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原題:
ECB’s Lagarde Expects Disinflation as Crisis Transforms Economy(抜粋)

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