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九州南部豪雨、熊本県で2人死亡-ソニー半導体工場「通常通り」

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九州南部を襲った豪雨で熊本県内では土砂崩れなどが発生し、4日午後2時半現在、芦北町と津奈木町で2人の死亡が確認された。なお5人の行方不明者がいる。消防庁がウェブサイトで公表した。

  同庁によると、熊本県と鹿児島県で多くの床上床下浸水の被害があり、鹿児島県長島町など4地域で700人以上が孤立している。芦北町ではカーボンブラックや黒鉛電極メーカーの東海カーボン田浦工場で火災が発生したが、延焼の危険はない。

  九州地方では3日から大雨が続き、気象庁は4日早朝に熊本、鹿児島両県の市町村に対し大雨特別警報を発表。命を守るために最善を尽くす必要がある「警戒レベル5」に相当すると注意喚起した。熊本県内を流れる球磨川が氾濫した。その後大雨特別警報は警報に切り替わったが、引き続き河川の増水や氾濫に警戒が必要としている。

  政府は熊本県の八代市や人吉市、鹿児島県の出水市など8市・7町・5村に災害救助法の適用を決定し、安倍晋三首相は被害状況の迅速な把握と人命第一で災害応急対策に取り組むよう指示した。

  ソニーは、2016年の地震で被災した熊本テクノロジーセンターをはじめ、長崎や大分、鹿児島にCMOS画像センサーやアナログLSIの製造拠点を持っている。ソニーセミコンダクタソリューションズの広報担当、竹田将人氏はブルームバーグの電話取材に対し「九州の4工場は通常稼働している。大雨の影響はない」と述べた。

  日本製紙の八代工場守衛室は電話取材で、4日正午すぎ時点で工場への被害は出ていないことを明らかにした。通常は24時間体制で稼働しているが、球磨川から取水できないことなどで同日は休業しているという。

  NTTドコモは、熊本県と鹿児島県内の一部で大雨の影響から携帯電話や光通信サービスを利用できない、利用しづらい状況が発生していると発表した。  

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2019年福岡県内の豪雨のもよう

Photographer: Jiji Press/AFP via Getty Images

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