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ドル・円107円半ばでこう着、コロナ再拡大を懸念-米雇用改善支え

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=107円台半ばでこう着。雇用統計など良好な米経済指標がセンチメントの支えとなる一方、新型コロナウイルスの感染再拡大で先行きに対する警戒感が強く、米国の3連休を控えて動意に乏しい展開となった。

  • ドル・円は午後3時現在、前日とほぼ変わらずの107円50銭。ここまで107円44銭から107円57銭と13銭の値幅
  • その他の主要通貨も小幅な値動き。ユーロ・ドルは前日と変わらない1ユーロ=1.1235ドル
下値と上値をトライ後

市場関係者の見方

大和証券の石月幸雄シニア為替ストラテジスト

  • 米雇用統計は強かったが、給与保証プログラムがかなり押し上げたということで、それが切れると先行きはわからない
  • 足元の景気の回復基調と先行きのコロナ第2波懸念などがバランスしている感じで、ドル・円は方向感がつかめない。特に材料が不足し、米国も休みなので、きょうは仕方がない

三井住友銀行のNYトレーディンググループの下村剛グループ長

  • 休みモードに入ってきており、リスクセンチメントが大きく崩れる、もしくは大きく好転することが考えづらい中では107円半ばでこう着してしまう
  • 米経済指標はまだ崩れる気配がない一方、コロナ第2波に関してはじりじり悪化する方向の話が多い。そうしたネガティブなヘッドラインでリスクオフ的になったところに対して、押し目買いの強さでベースのリスクオン地合いが崩れなければ、来週以降も結果としてリスクオンが続くのではないか

背景

  • 6月の米雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比480万人増と市場予想(323万人増)を上回り、失業率は11.1%と5月の13.3%から予想以上に低下
  • 一方、新型コロナの新規感染が増加する中、失業保険申請件数は高止まり。先週分は143万件、前週より減少したが予想ほど減らず
  • 米疾病対策センター(CDC)は、7月下旬までに米国の新型コロナ感染死者数が最大16万人に達する可能性が高いと予測
  • 東京都は2日、新たに124人の感染者を確認、5月25日の緊急事態宣言解除の最多を更新
  • 3日の米市場は独立記念日の振り替え休日で休場
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