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【債券週間展望】底堅く推移か、投資家需要が支え-30年債入札見極め

7月第2週(6日-10日)の債券相場は、投資家需要に支えられて底堅く推移すると予想されている。大幅増発で警戒感が出ていた今週の国債入札を順調に消化したことで需給が改善しているほか、来週の30年債入札を無事に終えると超長期ゾーンを中心に金利が低下するとの見方も出ている。

市場参加者の見方

◎パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長

  • 世界的な新型コロナウイルス感染拡大は止まっておらず、米国・ドイツとも金利は低下傾向
  • 東京都内のコロナ感染者が再び増え始める中、日本だけ超長期金利が上がる理由はない
  • 30年債入札は要注目。7、8月は金利が下がりやすい時期でもあり、来週が一つの分岐点になって流れが変わる可能性も
  • 長期金利の予想レンジはゼロ%~0.05%

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 今週の入札は順調に消化され、増発の影響はほとんどみられなかった。来週も30年債、5年債と入札が続くため上値は抑えられようが、投資家の押し目買いに支えられ相場は底堅く推移しよう
  • 新型コロナ感染拡大や米中対立の激化懸念など不透明要因は多く、 国債利回りの大幅な上昇は見込みづらい
  • 国債増発で利回り低下は進みづらいが、10年国債利回りは日本銀行の誘導水準を大きく離れることはないだろう
  • 長期金利の予想レンジはゼロ%~0.05%

入札予定

年限発行予定額(前回)
7日30年9000億円程度(7000億円程度)
9日5年2.5兆円程度(1.9兆円程度)

日銀オペ予定(6月分)

対象年限直近の通知額
6日5-10年4000億円
8日1-3年4200億円
3ー5年3500億円
10日1-3年4200億円
5-10年4000億円
25年超300億円

主な材料

  • 6日:6月の米ISM非製造業総合景況指数
  • 7日:5月の毎月勤労統計、家計調査、景気動向指数
  • 9日:5月の機械受注統計
  • 9日:日銀支店長会議、黒田東彦総裁あいさつ、地域経済報告(さくらリポート)公表
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