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債券は上昇、超長期ゾーンの買い戻しで-利回り曲線フラット化

更新日時

債券相場は上昇。需給懸念を背景に軟調な推移が続いていた超長期ゾーンに買い戻しが入ったことで、市場全体に買い安心感が広がった。超長期ゾーンの金利低下幅が大きくなり、利回り曲線はフラット(平たん)化した。

  • 新発30年債利回りは一時、前日比3ベーシスポイント(bp)低下の0.615%、新発20年債利回りは2.5bp低い0.415%
  • 新発10年債利回りは1.5bp低下の0.025%
  • 長期国債先物9月物の終値は20銭高の151円96銭。夜間取引の流れを受けて高く始まり、午後は上げ幅を拡大し、一時151円98銭まで上昇

市場関係者の見方

バンクオブアメリカ・メリルリンチの大崎秀一チーフ金利ストラテジスト

  • 超長期ゾーンは押し目買いで堅調。どこかのタイミングで買いが入るとみていたが、思ったより早めにきた感じだ
  • 日銀オペの買い入れ額について、不確定要素が晴れてきたという意味での買いも入っているだろう
  • 増発の影響はじわじわ出てくると思うが、新型コロナウイルス感染第2波の懸念もあり、相場の調整はある程度一服したのではないか
  • 来週の30年入札で投資家の買いが確認できれば、スティープ(傾斜)化は止まる可能性がある

SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト

  • きのうの夕方から超長期のスワップで固定金利受けが強まったことも、きょうの超長期債の買いにつながっている感じ
  • 10年債は昨日の入札結果を受けて安心感が出ており、都市銀行以外のキャッシュつぶし需要などで0.05%付近はかなり底堅くなった印象
  • ただ、投資家の目線が切り上がる中で、超長期はまだ調整余地。もう少し金利が上昇しても困る人は少なそうで、日銀のオペ増額は当面ないだろう
新発30年物国債利回りの推移

日銀オペ

  • 残存1年超3年以下は前回比800億円増の4200億円と、7月のオペ予定で示された新たな購入額レンジのほぼ中心値
  • 前回増額された3年超5年以下は3500億円、10年超25年以下は1200億円と、それぞれ据え置き
  • 応札倍率は残存1-3年が3.00倍に上昇。3-5年は2.20倍、10-25年は3.26倍と、それぞれ低下
  • BofAの大崎氏
    • 結果はちょっと弱い感じもしたが無難な範囲で、午後の先物の動きを見ると、思ったより弱くなかったとの受け止め方か
  • 備考:日銀:国債買い切りオペ一覧 (表)

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.145%-0.105%0.025%0.420%0.620%0.655%
前日比-0.5bp-1.0bp-1.5bp-2.0bp-2.5bp-2.5bp
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