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香港株上昇、不動産銘柄に買い-国家安全維持法施行後の初取引

更新日時
  • 本土銘柄指数は3カ月ぶり大幅高-「ビジネスにとっては安心材料」
  • 中国政府系ファンドが買い出動、国主導の上昇との指摘も

2日の香港株式相場は、国家安全維持法の施行後初めての取引で上昇した。中国本土勢の買いが相場を押し上げた兆しも見られた。

  ハンセン指数は前営業日比2.9%高。中国への香港返還23年目となった1日は祝日のため休場だった。香港での国家安全維持法施行で抗議活動が鈍るとの観測から、香港の不動産関連銘柄が買われた。香港ドルは許容変動幅の上限付近。香港上場の中国本土銘柄から成るハンセン中国企業株(H株)指数は3.1%高と、3カ月ぶりの大きな上げで引けた。

Protests on the Anniversary of Hong Kong's Handover to China amid New Security Law

銅鑼湾(コーズウェイベイ)地区の抗議デモ(7月1日)

  香港市場の前向きな反応について、アナリストやトレーダーの間で見方は割れている。一部は、国家安全法が抗議デモを抑制し香港に安定がもたらされ、消費が促進されるとの投資家の期待を反映していると分析。CGS・CIMBセキュリティーズの不動産アナリスト、レイモンド・チェン氏は「抗議活動が1日にあったが、街頭での抗議参加者は大きく減った。昨年の衝突と比べるとその激しさはずっと低下した」と指摘、「ビジネスにとっては安心材料だ」と述べた。

  一方で、中国共産党はこれまで重要な記念日や政治的に微妙な時期に市場の安定を確保しようとしてきたことから、この日の株高は国家主導だったとの声もある。顧客の資金動向に関する話だとして匿名を希望した香港拠点のトレーダーは、中国政府系ファンドの買い注文をいくつか取り扱ったと語った。本土勢の香港株に対する買いは、51億香港ドル(約707億円)相当に上った。

  

Hong Kong stocks stabilize but miss out on global rally

原題:Hong Kong Stocks Greet New Law With Gains, Backed by Mainland(抜粋)

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