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米国コロナ事情、「無敵」の若者が感染広げる-自粛燃え尽きか

新型コロナウイルス感染症(COVID19)はますます、米国で若者の間に広がる病気となりつつある。感染者の年齢層が下がる傾向は当局にとって大きな問題となり、若者が多く集まる場所の閉鎖措置などが講じられている。

  アリゾナ州のデータによると、検査で陽性となった人の約半数が20-44歳だった。フロリダ州では感染者の年齢中央値が37歳と、3月時点の65歳から低下している。テキサス州のヘイズ郡では感染者の半分が20代だった。

Arizona Reopens Restaurants For Dine-In Service

米アリゾナ州のバーに集まった客とそのすぐ外を歩く人々(5月11日)

写真家:Cheney Orr / Bloomberg

  流行が始まったころ、若者は親や祖父母、隣人のために外出を控えるように求められた。しかし州単位での経済活動再開が始まった途端に、人がひしめき合ったクラブや混雑するレストランの写真が出回るようになった。警察による暴力や人種差別に対する大規模な抗議活動も起きた。そして感染者数は記録的に増えた。

  テキサス州オースティンで不動産業に携わるイアン・グライムズ氏(27)は「経済再開に早く飛びつき過ぎた。楽しい話になると地元の人たちは我慢できない」と話した。同氏は外出の際はマスクを着用すると述べた。

  しかし誰もが良識ある行動に出るわけではない。オースティン近郊レイクウェイのコックス市長は「燃え尽き」を指摘する。同市長は先週、市のすぐ外で高校生が「大きなパーティー」を開いたと住民に知らせる動画投稿をフェイスブック上に行った。オースティンの当局によれば、このパーティー参加者の多くがその後、ウイルス検査で陽性となった。

  コックス市長はインタビューで若者について、「若くて無敵で自分はかからないし、かかっても大丈夫だと思っている」と指摘し、「汝(なんじ)の隣人を愛せと言いたいのだが、このメッセージはなかなか伝わらない」と話した。

原題:Young Americans Are Partying Hard and Spreading Covid-19 Quickly(抜粋)

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