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新型コロナワクチン、7-9月は新データの発表めじろ押し

  • ファイザーとバイオNテックの新型コロナワクチン治験で有望な結果
  • ノババックスとアストラゼネカの試験結果も7月中に分かる見通し
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7-9月(第3四半期)は新型コロナウイルスのワクチンや治療薬に関する最新データがに続々と公表される見込みで、ヘルスケア株の投資家は夏も一息つく間がなさそうだ。

  エバコアISIのアナリスト、ユマー・ラファット氏は「ワクチンに尽きる」7-9月期になるだろうと予想。モデルナアストラゼネカに加え、ファイザーと独バイオNテックの連合から得られる試験結果が大きな注目を集めると、6月26日の電話会議で語った。

  実際、ファイザーとバイオNテックが7月1日に先陣を切って発表したデータに市場は大きく反応。それによると、健康成人45人を対象とする治験で2回のワクチン接種を受けたグループに高い抗体価が確認された。ファイザーの株価は一時5.6%高、バイオNテックの米国預託証券(ADR)も一時19%上昇した。一方、他のワクチン関連株は下落。モデルナは一時7.9%安、イノビオも一時32%下げた。

米ファイザーと独バイオNテック、新型コロナワクチン治験で好結果

  モデルナのメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンの詳細は査読後に医学誌に近く掲載される見通しで、ワクチンが生成した抗体のレベルを巡る残りの疑問に答える内容になると考えられる。3万人を対象とする最終段階の治験は今月中に開始の予定だ。アストラゼネカがオックスフォード大学と開発しているワクチンの結果も7月に判明する見込み。

  バイオNテックとファイザーは同時に4種類のワクチン候補を開発中で、その1つは夏の後半に最終段階の治験に入る可能性がある。

  ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)はアデノウイルスを利用したワクチン候補の第1段階の試験を今月後半に開始する。

  8月には三葉草生物製薬がグラクソ・スミスクラインダイナバクス・テクノロジーズの免疫賦活技術を利用した自社開発のワクチンについて安全性と免疫原性に関する結果を発表する計画。

  注目されているのは主に大手企業。ノババックスイノビオなど、デイトレーダー主導で株価が急伸した比較的規模の小さい企業に対しては懐疑的な見方が浮上している。ただラファット氏はこうした中小企業の成功も不可能ではないとみている。ノババックスは7月にヒトへの第1段階の試験結果を発表する方針

Novavax, Inovio, Moderna leap on vaccine hopes

原題:
Flood of July Vaccine Data Starts on Pfizer Positive Note (1)(抜粋)

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