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ロシア改憲を8割近く支持、プーチン氏「信任投票に勝利」と大統領府

更新日時
  • プーチン大統領、2036年までの政権維持が可能に
  • プーチン大統領の支持率は過去最低付近で低迷

ロシアで1日行われた憲法改正の是非を問う全国投票の結果、改憲支持が圧倒的多数となったことを受け、大統領府は「プーチン大統領が信任投票に勝利した」と宣言した。この選挙結果によりプーチン氏は2036年まで政権を維持することが可能になる。

  大統領府のペスコフ報道官は記者団との電話会議で、「これほどの投票率と支持は予想できなかっただろう」とし、「今や改憲の全てのイニシアチブに対して大きな支持が表明された。これはもちろん、ロシアがより良い未来に向かう基盤になるだろう」と続けた。

  中央選挙委員会によると、確定結果は改憲賛成が78%。投票率は65%だった。独立系の選挙監視団は有権者に対する広範な操作と圧力があったと主張したが、政府関係者はこれを否定している。

プーチン大統領

(出典:ブルームバーグ)

  プーチン氏が最初に大統領に就任したのは2000年で、既に旧ソ連のスターリン時代以来の長期政権となっている。現在の任期は24年までだが、改憲が成立すれば、さらに2期12年の続投に道が開かれる。プーチン氏は5選出馬を決めていないとしているが、6月には後継者候補を巡る思惑が政府の機能不全を招くリスクがあると指摘した。

  ロシア経済は新型コロナウイルス感染拡大と原油安による打撃を受けており、プーチン大統領(67)の支持率は低迷している。今後も自身の政権下で最も深刻なリセッション(景気後退)の一つを乗り切る責務が待ち受けている。

  モスクワの独立系世論調査機関であるレバダ・センターによると、プーチン大統領の支持率は60%と、西側の基準では依然として高いが、2000年の就任以降の最低水準付近にある。

Fading Support

Putin's popularity has fallen to the lowest levels in years

Source: Levada Center

Note: Methodology change in April 2020 when face-to-face interviews had to be replaced with telephone ones.

原題:Kremlin Hails ‘Triumphant Vote of Confidence’ in ReferendumPutin Wins Big in Vote Allowing Him to Extend His Rule to 2036(抜粋)

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