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英国、香港居住者に市民権取得の道開く-中国の国家安全法を批判

  • 国家安全法は香港返還巡る中英共同宣言に違反する-ジョンソン首相
  • 約300万人の香港市民、英永住権や市民権の申請が可能に
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英政府は1日、約300万人の香港市民を対象に英国への移住を認める方針を明らかにした。中国が制定した香港国家安全維持法を巡り、英中間の緊張が一段と高まる可能性がある。

  ジョンソン首相は下院での演説で、国家安全法は1984年に英国と中国が調印した共同宣言に違反していると言明した。同宣言では97年の中国への返還に際して香港に高度の自治を認める「一国二制度」を約束している。

  今回の計画は英政府が発行する海外市民(BNO)旅券の保有者に市民権取得の道を開くもので、同旅券の保有者は香港に35万人いる。さらに250万人にBNOの資格があるという。英国はこの案を5月に初めて打ち出し、中国政府は英国による内政干渉だと非難している。

  ジョンソン首相は「国家安全法の施行は中英共同宣言に対する明白かつ深刻な違反だ」と述べ、「香港の高度な自治を侵害し、香港基本法と対立するものだ」と批判した。

  ラーブ外相によると、今回の措置は新設する「特別な移民受け入れルート」。対象者にはこれまで半年間が期限だった滞在許可を5年間認め、労働も許可する。5年経った時点で永住権の申請、永住権取得から12カ月後の市民権の申請をそれぞれ可能にする。  

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原題:U.K. Offers a Home to Hong Kong Citizens After China Crackdown(抜粋)

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