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Photographer: Mark Kauzlarich/Bloomberg
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ゴールドマンのCEO、今年の米株反騰は企業収益見通しより先走り

  • ソロモンCEO、株式市場が時間の経過とともに「バランス調整」へ
  • ゴールドマンの人員削減は21年に入るころには再開する必要
Goldman Sachs Group Inc. headquarters stands in New York, U.S., on Saturday, April 11, 2020. Goldman Sachs is scheduled to release earnings figures on April 15.
Photographer: Mark Kauzlarich/Bloomberg

ゴールドマン・サックス・グループのデービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)は、今年の値下がりをほぼ帳消しにした米株式相場の反騰について、企業の潜在的利益で正当化できないとの認識を示した。

  ソロモン氏は24日にオンラインイベント、「ブルームバーグ・インベスト・グローバル」で、「株式市場は企業の将来の利益動向に関する私の見方よりも少し先走りしているようだ」と指摘。 「私の見方が正しいなら、時間の経過とともにそのバランス調整が見られるだろう」と予想した。

上映: ゴールドマンのソロモンCEO

(出典:ブルームバーグ)

  世界中の金利がゼロないしゼロ付近にあり、中央銀行が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)からの回復に必要なあらゆる措置を講じると表明していることから、投資マネーが株式に流入している。ソロモン氏は妥当な長期リターンの追求でそれが「唯一の選択肢」になっていると述べた。

  その上でソロモン氏は、市場は経済再開に関する楽観的な見通しを示唆しており、長期的にウイルスと共存することの難しさを軽視しているようだと指摘した。

  ゴールドマン従業員にとっての不確実性の1つは、同行の人員削減停止措置がいつ終了するかだ。同行は今年1月に初めて開いたインベスターデーで、人員削減を伴う公算が大きい10億ドル(約1070億円)以上のコスト削減という野心的な目標を発表。しかしパンデミックで世界各地のコミュニティーや経済が混乱したため、同行はその後、他行と同様に人員削減を差し控えると表明していた。

  ソロモン氏は、例年行う業績不振従業員の整理は2021年に入るころには再開せざるを得ないだろうと述べ、「先へ進むに当たり、われわれは株主にとって正しいことを行っていく」と付け加えた。

原題:
Goldman CEO Says This Year’s Stock Rebound Looks Out of Step (1)(抜粋)

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