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メキシコ南部でM7.4の地震、製油所で火災-少なくとも6人死亡

更新日時
  • ペメックスの製油所、地震による火災で生産停止
  • 震源から644キロ以上離れた首都メキシコ市でも建物に被害

メキシコ南部で23日、マグニチュード(M)7.4の強い地震が発生し、少なくとも6人が死亡した。がれきの下に人が取り残されており、同国最大の製油所では火災が発生した。

  米地質調査所(USGS)によると、震源地は太平洋沿岸のオアハカ州のビーチリゾート地ウアトゥルコ付近。

  400マイル(約644キロ)以上離れたメキシコ市では、建物のファサードの漆喰(しっくい)が崩れ、タイルが剝がれるなどして歩道に破片が散乱。通りにはマスク姿の住民が集まった。300人以上の犠牲者が出た2017年の地震はまだ住民の記憶に新しい。

Powerful 7.1 Earthquake Hits Mexico City

6月23日の地震で、病院の外に集まった医療スタッフと患者(メキシコ市で)

殺意:Alejandro Cegarra / Bloomberg

  オアハカ州のムラト知事は現地メディアとのインタビューで、震源地付近の幹線道路で起きた地滑りで少なくとも15人が閉じ込められていると述べた。新型コロナウイルス感染症(COVID19)患者の治療に当たる同州の2つの病院は壁の亀裂を報告。1つの病院は院内の一部で隔離が必要になったが、いずれも構造に重大な被害は出ていないという。州内の少なくとも50の自治体に緊急事態を宣言すると同知事は述べた。

  国営石油会社のメキシコ石油公社(ペメックス)は火災発生を受け、同州にあるサリナクルス製油所での生産を停止した。同社の発表文によれば、製油所の作業員1人が高所から転落して死亡した。西海岸のサリナクルス海上ターミナルでは被害は報告されていないという。

  メキシコのロペスオブラドール大統領は港湾や空港、水力発電所は今のところすべて良好な状態にあると述べた。

mexico quake

路上に散乱するタイルの破片(6月23日、メキシコのクルセシタ村)

撮影:Carlos Ramos / Getty Images経由の画像提携

Mexico Earthquake

6月23日のメキシコ南部地震の震源地。

出典:USGS

  太平洋津波警報センターは23日午後、最初の津波の脅威は過ぎ去ったとして警戒を解除した。

原題:Refinery Fire and Falling Debris Hit Mexico After 7.4 Quake (4) (抜粋)

(最新の被害状況を追加して更新します)
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